東海ちなヤクの巣@パワプロと大相撲番付予想

スポナビブログから引越し。スポナビブログ時代は、プロ野球(東京ヤクルト)を中心に、大相撲の話もちょろっとしてました。はてなブログでは、パワプロと大相撲(番付予想)を中心に展開していきます。

パワプロ能力と振り返る、2017東京ヤクルト通信簿(甘口) vol.4

<注意事項>
・能力差異の表示は「2017年開幕版」と言うべきver1.07から1.11への基本能力(投手→球速・コントロール・スタミナ・変化球、野手→弾道・ミート・パワー・走力・肩力・守備力・捕球)に限ります。
・文中の「青特」は選手に有利な効果をもたらす特殊能力、「赤特」は選手に不利な効果をもたらす特殊能力のことを指します。

 


#44 岩橋慶侍
一軍成績:2登板 0勝2敗0S0H 10.0投球回8奪三振 防御率1.80
二軍成績:33登板 4勝3敗0S 79.0投球回45奪三振 防御率3.19

f:id:NomuraYuhki:20171125145354j:plain能力差異:なし

今季は9月まで一軍登板なく二軍に甘んじていましたが、9月に入って先発要員として初昇格。2試合に登板し、いずれも敗戦投手になってしまいましたが6回2失点(自責点0)、4回2失点と試合は作って一矢報いたシーズンに。
二軍では昨年と並ぶ自己最多タイ33試合に登板、自己最多の4勝を記録。防御率も3.19にまとめていました。シーズン終盤に掴んだ先発への足掛かりを生かし、5年目の来季に飛躍を期するシーズンとなります。

査定は1.07から、どうやら1.11まで変化なし。KONAMIは岩橋の何を見ていたのかと、まず存在を認識していたのかどうかと問い詰めたい(憤怒)。
オーペナでは、赤特2個はまあまあ無理なく消せる範囲だし、海外留学もまだ全然いけるのである程度伸びは見込んでいいでしょう。



#45 土肥寛昌
一軍登板:4登板 0勝0敗0S0H 5.0投球回6奪三振 防御率3.60
二軍成績:47登板 2勝1敗1S 63.1投球回50奪三振 防御率3.41

f:id:NomuraYuhki:20171125150120j:plain能力差異:球速-2カットボール+1、カーブ+1

3年目の今季は二軍で自己最多47試合に出場し、キャリアハイの63.1投球回を投げて、こちらもキャリアハイの防御率3.41。一軍でも4試合に登板し防御率3.60とまずまずの成績を残してはいましたが、10月に戦力外通告を受けて現役を引退。ややもったいないと思わせる成績でプロの世界を去ることになりました。

査定は変化球が3球種・変化量5と増えたので、得能にクセがないのが◎。年齢的にもまだまだ若く、オーペナではきっちり育て上げることが出来れば一軍の戦力になれるはず。育てがいのある選手だと思うので、「来年以降もプロだったなら?」というifの世界を再現してみてはいかがでしょうか?



#47 高橋奎二
二軍成績:10登板 1勝3敗0S 26.2投球回28奪三振 防御率4.05

f:id:NomuraYuhki:20171125150624j:plain能力差異:なし

2年目の今季は二軍で登板数を10に増やし、二軍の先発ローテとして登板を重ねました。ケガの多い体質を始め、制球力やスタミナなどにまだまだ課題を残しますが、奪三振率の高さはポジるべき部分。来季はさらにプロで戦える体作りを目指しつつ二軍で結果を残し、あわよくば一軍デビューも狙っていきたいところ。

二軍でも2年で11試合登板のみと資料が少ないので、高橋に関しては能力に変化はつけられなかったか。オーペナでは下手な赤特がない分はクセなく能力を伸ばしやすいので、海外留学などで基礎能力を上げつつ特殊能力をつけてあげれば3,4年後をめどに先発ローテを任せてもよさそう。



#48 ジュリアス
(一・二軍とも今季登板なし)

f:id:NomuraYuhki:20171125151018j:plain能力差異:なし

2年目の今季は5月にトミー・ジョン手術を受けて、一・二軍ともに登板なし。手術以降はリハビリに時間を費やし、オフに戦力外通告ののち育成選手として再契約。来季はまず実戦復帰するためにリハビリに取り組むシーズンとなります。

能力差異は、まあ登板がなければあるはずもないでしょう。ただしケガしにくさがGに大きく下がっているのが厄介。石川雅規あたりにケガしにくさを上げさせるか、海外留学で消しておくことが先手になりそう。



#53 J.ルーキ
一軍成績:61登板 4勝6敗7S22H 60.2投球回70奪三振 防御率2.82

f:id:NomuraYuhki:20171125151515j:plain能力差異:球速+3、コントロール-4

来日2年目の今季は途中抑えを務めるなど苦しいチーム事情の中でフル回転し、最終的には61試合に登板。「調子極端」「乱調」が示す通り安定感には欠け前年と同じく救援だけで6敗を喫している一方、奪三振率は昨年を上回り防御率も2.82にまとめるなど、調子に乗らせさえすれば敵なしのピッチングを見せていました。
しかしどうやら10月頭に何らかの揉め事を起こしたらしく、シーズン最終戦のセレモニーを欠席。11月25日のこの記事の執筆時点で、今だ去就が不透明な状態が続いています。

査定は基礎能力こそ球速が上がってコントロールが落ちた程度ですが、特殊能力に着目すると1.07に比べるとかなり増えています。「乱調」がやっかいですが、これは(筆者個人の体感として)「先頭さえ切ってしまえば安心してみていられるけれど、先頭を出してしまうと危なっかしい」ルーキのピッチングスタイルをなんとか再現しようとしているように見えて若干おかしかった。オーペナでは普通にそのまま活躍してくれると思います。



#54 中澤雅人
一軍成績:28登板 0勝0敗0S0H 26.1投球回21奪三振 防御率4.10
二軍成績:15登板 2勝0敗1S 14.1投球回13奪三振 防御率0.00

f:id:NomuraYuhki:20171125152307j:plain
能力差異:球速+1カットボール-1サークルチェンジ+1

登板数が19試合に落ち込んだ昨季から、今季は登板数こそ28試合に伸ばしたものの、本格的な中継ぎ転向後では初めてホールド数が0に落ち込み、防御率も4.10とやや精彩を欠くなど今季も不本意なシーズンに。二軍では失点なし、2年連続で防御率0点台と格の違いを見せつけているだけに、33歳を迎える来季は勝負の年であり正念場。貴重な左の中継ぎとして、リーグ優勝に貢献した2015年のような活躍をもう一度見せることが出来るでしょうか?

能力は1.07と比べると「対ピンチF」がついたのが非常に厄介ですが、それ以外は癖がなく、ピンチさえ消せれば問題はないでしょう。年齢的には成長はだんだん見込めないと思いますが、青特をつけることが出来れば5,6年は活躍してくれるはず。



#58 屋宜照悟
一軍成績:2登板 0勝0敗0S0H 1.0投球回0奪三振 防御率54.00
二軍成績:46登板 0勝2敗0S 56.2投球回27奪三振 防御率2.86

f:id:NomuraYuhki:20171125153117j:plain能力差異:球速-5

7月25日に杉浦稔大との交換トレードで、北海道日本ハムから移籍。東京ヤクルトでは8月頭に一軍昇格を果たしますが、2登板で6失点を喫するなど全く結果を残せず3日で登録抹消を余儀なくされました。二軍では2球団合わせて自己最多46試合に登板し防御率2.86と好成績を収めているだけに、来季は勝負の年。
二軍には同じサイドスローの投手として名を馳せた高津臣吾が二軍監督にいますし、これまでにもパ・リーグから移籍した選手では新垣渚、山中浩史、今浪隆博など移籍した翌年のシーズンに活躍を見せたジンクスもあるので、屋宜もそのジンクスに乗っかって活躍を期待したいですね。

能力は、北海道日本ハム時代の1.07に比べると球速が下がったのみ。特殊能力は「一発」さえ消せれば概ね癖のない能力になるので、必要な能力を伸ばしてあげれば一軍でも活躍できるはず。査定は「速球派」となっているので、球速を伸ばすのがベターでしょうか。