東海ちなヤクの巣@パワプロと大相撲番付予想

スポナビブログから引越し。スポナビブログ時代は、プロ野球(東京ヤクルト)を中心に、大相撲の話もちょろっとしてました。はてなブログでは、パワプロと大相撲(番付予想)を中心に展開していきます。

2018年スワローズのルーキー8選手へ、「3段階ノルマ」を勝手に考えよう。

気が付けば年が明けて、もう1月も下旬です。
もうそろそろ「球春」、2月のキャンプインまであと少しとなりました。日本列島は最強クラスの寒波襲来でえらいことになっておりますが、体調管理等お気をつけてプロ野球シーズンの開幕を迎えたいところですね。
あと、もうそろそろツバメ軍団から新応援歌の発表があるかな、とは思っているんですが、現時点ではまだ音沙汰なしですね。



それでは、本題に入りましょう。
今年東京ヤクルトスワローズに入団した8選手に対して、キャンプイン前に3段階の成績を設定して、これらを超えられるかどうかを楽しみにしてみよう、ということをやってみようと思います。

まず初めに3段階のノルマについては、
第1段階…最低限これだけはやってほしいと筆者が思う成績
第2段階…ちょっと背伸びして、「これだけやれたら盛大にポジれる!」という成績
第3段階…相当高望みして、もし達成出来たら「DOYAAAAAA!!!」となるレベルの成績
と言う感じです。
あくまで筆者の主観によりますので、「ちょっと過小評価じゃない?」「かいかぶりすぎじゃない?」と思われるノルマ設定もあろうかとは思いますが、そのあたりはあくまで「一個人の意見」と言うことでなにとぞ……。

 
ドラフト1位:村上宗隆
第1段階:二軍で100試合以上出場、打率.218、5本塁打39打点
第2段階:二軍で100試合以上出場、打率.259、10本塁打47打点
第3段階:一軍で本塁打を放つか、2安打以上

村上の場合やけに具体的な数字を挙げてみたんですが、これは山田哲人と廣岡大志の成績をそのまま持ってきています。ルーキーイヤーの廣岡が打率.218、10本塁打47打点、山田は打率.259、5本塁打39打点と言う成績で、これらを切り貼りして上記のノルマを設定しました。
村上はもうサードでの育成が決定している分、ある程度打撃に専念していくと思うので、高校通算55本塁打の実績込みで考えれば、本来は第2段階レベルまではやってほしい。第3段階はとりあえず一軍デビューして、あわよくば本塁打を打ってくれれば、っていう感じです。



ドラフト2位:大下佑馬
第1段階:10登板、防御率4点台
第2段階:25登板、3ホールド、防御率3点台
第3段階:40登板、10ホールド、防御率2点台

ドラフト2位で大卒社会人出身の大下は、まず「一軍にいること」が前提条件でしょう。その上で今回は中継ぎでの起用を仮定して目標を設定しています。
特に25歳で即戦力を求められる選手は、1年目の成績がカギを握ると思っていて、もしこの1年目でそれなりの成績しか残せないなら劇的な成績向上も見込みにくいだろうし、例えば石山泰稚や秋吉亮のようにしっかりと成績を残せるならまず数年は計算できる、と思っています。そういう意味では大下は、これも最低限第2段階までは目指してほしい。そして、2017年の日本選手権での大下の好投を見た筆者からすれば、第2段階は9割くらいの確率でやれると信じています。
もし大下が第3段階までクリアできるようなら、その時はたぶんAクラスに入ってるでしょうね。



ドラフト3位:蔵本治孝
第1段階:二軍で20登板、防御率3点台 or 一軍デビュー
第2段階:二軍で30登板、防御率2点台 or 一軍で10試合登板
第3段階:一軍で30登板以上、防御率1点台 or 一軍で20試合登板

まだまだ東京ヤクルトには少ないであろう、パワータイプの投手。同い年として是非活躍をしてほしい選手のひとりではあるんですが、まだまだ課題も多い点を考えると1年目から一軍で、と考えると早計かもしれません。なので、チーム事情にもよりますがこれだけの数字は残してほしいと言うことで3段階の成績を上述。
蔵本と個人的に被るのが昨年のルーキー中尾輝で、その中尾の昨季二軍成績が26試合で防御率6.96なんですが、第1段階には達しなくても中尾が昨季残した数字がひとつキーになるでしょう。2,3年後にある程度完成して一軍で見られればいいかな、と思います。



ドラフト4位:塩見泰隆
第1段階:二軍で100試合出場、打率.270 or 一軍デビュー
第2段階:二軍で100試合出場、打率.300、5本塁打 or 一軍20試合出場
第3段階:二軍で100試合出場、打率.300、10本塁打 or 一軍50試合出場

塩見は大下と同じく大卒社会人で、即戦力としての活躍も求められる選手。塩見は指名順位を考えて一軍と二軍のそれぞれで併記しましたが、出来れば一軍のほうを達成して欲しいですよね。
ここでなんで二軍のことを書いたかと言うと、まず今季の東京ヤクルトで外野手登録されている選手が9人しかいないという現状があります。そうした時に外野手の布陣を考えると、塩見はルーキーイヤーの1年間だけでも二軍で通してレギュラー出場させる、というプランがあってもいいかなと思ったから。現在の外野手レギュラー陣が高齢化している中で、一度チャンスを掴んで結果を出せば一軍である程度出場は重ねられるでしょうから、一軍では成績自体は問わない、二軍では成績を求めておきたい、と言う感じのノルマを設定しました。



ドラフト5位:金久保優斗
第1段階:二軍戦登板
第2段階:二軍戦で5試合登板
第3段階:一軍デビュー

ドラフト下位指名の素材型高卒投手と言うことで、目標設定はバッサリもバッサリ。基本的にこの手の高卒新人は1年目を体作りに割くことが多く、実際に近年の東京ヤクルトの高卒ルーキーも基本的に1年目の登板数は概して少ないので、前例を併せて考えると「このラインが妥当かな」と思います。
その上で、二軍戦登板はケガさえしなければどこかで機会はあるでしょうから、やることをやっていれば問題はないはず。複数試合の登板は、ある程度体が出来たと判断されたら出来るはず。一軍まで行くと、これはちょっと不確定要素が過ぎるので「高望み」としておきます。



ドラフト6位:宮本丈
第1段階:二軍で100試合出場 or 一軍デビュー
第2段階:二軍で100試合出場、打率.250 or 一軍で50試合出場
第3段階:二軍で100試合出場、打率.300 or 一軍でショートレギュラー

個人的には、ドラフト時に「この順位で指名できるか」と驚きもしたショートのレギュラー候補。打撃はいいものを持っていますが、守備を含めてプロでどうなるかと言ったところでしょう。
これまでもショートの20代レギュラー候補としては西浦直亨、谷内亮太、廣岡大志らがいるわけですが、廣岡はともかく西浦と谷内がだんだんと中堅に差し掛かってくる中で、新たな刺客として宮本が挙がってきた格好。宮本も二軍ではまずレギュラーとして出場するのは最低条件で、一軍でどうかな、と言うところでしょう。
一軍でのノルマに関しては、最終段階としてレギュラーがあると思うので、それに対応して第1段階と第2段階を決めました。



ドラフト7位:松本直樹
第1段階:一軍で第3捕手に定着する
第2段階:一軍で第2捕手に定着する
第3段階:一軍で正捕手に定着する

松本に関してはさらにざっくりと目標を割り振ってみましたが、捕手編成に関してはしばらく二軍では2年目の古賀優大を育てる方針であろうことを考えれば、松本は最初から一軍での起用を想定したい選手。年齢的にも、将来正捕手の座を掴もうがサブメンバーになろうが、一軍に置いておくべき選手にはなるはずです。
とは言え、2番手捕手も現状西田明央がいる以上は第2段階も決して簡単ではない目標。2番手捕手としてはその打撃力のある西田と、正捕手争いまでとなると総合力でセ・リーグ屈指と言っていい中村悠平とマスクを争うことになるので、松本にとっては打力を向上しつつ首脳陣からの信頼を勝ち取れるかで、1年目が勝負の年。1年目に足掛かりを掴めば、10年は確実にプロで飯が食える選手になれるはずです。



ドラフト8位:沼田拓巳
第1段階:二軍で30試合登板 or 一軍デビュー
第2段階:二軍で30試合登板、防御率3点台 or 一軍で10試合登板
第3段階:二軍で30試合登板、防御率2点台 or 一軍で30試合登板

異色の経歴を持つ独立リーグ出身の投手。沼田はBCリーグ出身で、他にBCリーグ出身の投手で言えば横浜DeNA6位の寺田光輝、東北楽天7位の寺岡寛治がいますが、沼田の昨季BCリーグの成績は寺田、寺岡と比べるとやや見劣りする印象。球速こそ最速155キロをマークしますが、その割にはBCリーグレベルでも防御率がよくないことを考えれば、課題が山積していると見たほうがよさそうです。
それらを踏まえて出したのが上述のノルマ。沼田のBCリーグの成績とドラフト順位などを考えれば、二軍ではたぶんケガしない限り場数は踏めると思っています。そこから一軍への切符を掴めるかどうかは、成績次第でしょう。



以上が、個人的にルーキーへ期待する成績となります。
オフになったら答え合わせをしたいと思いますが、とりあえずはケガなくがんばってくれれば。