「1年納めの九州場所」、令和元年を締めくくる九州場所は横綱白鵬が史上最多を更新する43回目の優勝を果たしました。
世代交代が囁かれる中で休場者が相次ぐ中、白鵬は2日目に大栄翔に不覚を取った以外は白星を並べて14勝1敗。「まだまだ大横綱は健在」、それを見せつけた場所になったろうと思います。
その一方で、朝乃山を筆頭に期待の力士がぽつぽつと、力をつけたのを見せ始めたのも九州場所の傾向だったと思います。白鵬の牙城を崩すにはまだ時間がかかりそうですが、来年に向けて新たなスター候補が名乗りを上げ始めていることも楽しみの一つではないでしょうか。
とは言え、九州場所までで3場所連続「大関が関脇に陥落」と言うマイナスの記録も出てしまっており、その他にも土俵の内外を問わずあまりよろしくないニュースもあるので、今一度土俵の充実と言うところでは気の引き締めが必要ではないか、とも考えますが……。