東海ちなヤクの巣@パワプロと大相撲番付予想

スポナビブログから引越し。スポナビブログ時代は、プロ野球(東京ヤクルト)を中心に、大相撲の話もちょろっとしてました。はてなブログでは、パワプロと大相撲(番付予想)を中心に展開していきます。

低迷するチームに差す、「途中入団」の特異な光。 【#39 C.リベロ】

ここ3年のスワローズは連続で、シーズン途中で助っ人外国人選手を獲得しています。

読者の少なからざる方々が覚えていらっしゃるであろう選手は、2015年5月にBCリーグ・新潟から入団したミッチ・デニング。当時ラスティングス・ミレッジとウラディミール・バレンティンの両外国人野手が離脱しているさなかに、デニングは打線の強化を目的にスワローズへ入団しました。

最終的に残した成績は64試合出場で.222、4本塁打22打点と平々凡々なものでしたが、この年チームがリーグ優勝を果たした中にあって、その優勝メンバーの一員として貢献したデニングは「印象に残る選手」だったのではないでしょうか。

翌2016年は5月末に、こちらも独立リーグ・四国IL徳島からジェフンを獲得。しかしジェフンはわずか17試合出場にとどまり打率.225、0本塁打2打点と目立った活躍は出来ずじまいでした。

そして今季、7月に加入したのがカルロス・リベロ

打線が近年ないほどに低迷する中、そのカンフル剤の役割を期待されて入団した選手です。

そのリベロの、8月22日終了時点の成績が.263、4本塁打14打点。8月22日阪神戦では、9回にサヨナラヒットを放ってチームを勝利へ導く活躍も見せました。

このリベロと、上記のデニング、ジェフンとの違いはポジション(リベロ内野手、デニングとジェフンは外野手)の他にも、メジャー経験があるかどうか。とは言え、メジャー経験とは言ってもリベロは2014年のレッドソックスで4試合に出場したのみですが。

ただ3Aでは、リベロが放ったホームランの総数は105本。MLBではA+止まりだったデニングや、一時はAAAに昇格しオールスター・フューチャーズゲームに出場経験はあるものの70試合、6本塁打止まりだったジェフンとは格が違います。

ひとつ懸念材料があったとすれば、リベロが来日直前に所属していたPCLは超打高のリーグだということ。近年だとブライアン・ボグセビック(元オリックス)、ジェイミー・ロマック(元横浜DeNA)などがPCLで高い成績を残して来日しましたが、両者とも期待されたような成績を残せず1年で退団しています。

リベロと同じく今季途中入団のジェイソン・ロジャース(阪神)もPCLからの来日ですが、打率.240、4本塁打18打点と似たり寄ったりです。

リベロの経歴がこうだからではないですが、現時点で成績こそ平凡だったとしても筆者としてはリベロには期待したいと思っておりまして。

その理由はいろいろとあります。消極的な理由としては、リベロのポジションがサードやファーストがメインになっていて、サードはともかくファーストが現在手薄だと言うところ。その点では「何がなんでも活躍してもらわなければ……」という感じではあります。

もうひとつは、本当に何となく。何となくではあるんですが、名前がいいなと思ったからですね(笑)。

ちなみにリベロ=「libelo」はイタリア語で「自由」を意味する言葉。獲得報道があった時にもその名前で多少話題になったこともありましたが、その「リベロ」の名前が冠されたサッカーやバレーボールのポジションでも「自由な守備をする」「自由にコートに出入りする」という意味があります。

野球に関してはその「自由」をどこに当てはめればいいのかは知りませんが、ともかくデニングとも違う「やってくれそうな」雰囲気を、筆者は感じているので、ほぼほぼ個人的な感情ではあるんですが、がんばってほしいなと。

まじめに来年も残留してくれるならユニフォーム購入も考えているので、なんとかお願いできませんかねぇ。まずは今季残りシーズン、負け越しは確定してしまいましたが、リベロはさらなるステップアップのためにがんばってもらえたらと思います。