東海ちなヤクの巣@パワプロと大相撲番付予想

スポナビブログから引越し。スポナビブログ時代は、プロ野球(東京ヤクルト)を中心に、大相撲の話もちょろっとしてました。はてなブログでは、パワプロと大相撲(番付予想)を中心に展開していきます。

宮本慎也ヘッドコーチに関しての雑感。

プロ野球の現在の話題は、もっぱらクライマックスシリーズが持ち切り。きのうはファイナルステージが開幕しました。

 

一方でBクラスのチームは、早くも来季に向けて始動。

東京ヤクルトは、今オフ新たにヘッドコーチに就任した宮本慎也が秋季練習を初めて視察しました。

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筆者個人としてはまだ判断を下していませんが、周りの人の印象を考えるとTwitterのタイムライン(=筆者がフォローしている方たち)の意見は、この宮本の方針には否定的、懐疑的な論調が目立っているかなと言う印象。一方でおーぷん2chまとめサイトでは、「弱かったんだからそれくらいやれ」と肯定的な印象が見受けられました。

 

 

「指導者」、特に今オフからのヘッドコーチがプロのコーチとしては初めてのキャリアになる宮本ですが、予想はついていたとは言えタイプ的には典型的な日本のコーチだな、という感じ。

指導者論に関しては今回はそこまで踏み込みませんが、例え話をするならば20042011年に中日ドラゴンズの監督を務め黄金時代を築いた落合博満が「とにかく練習させるタイプ」、1995年と20042009年に千葉ロッテの監督を務め2005年に日本一を達成したボビー・バレンタインを「選手の自主性に任せるタイプ」として両端に置くなら、宮本は限りなく落合に近いタイプです。

 

タイムラインの否定的な意見を抽出すると、「練習を厳しくすることで、ただでさえ多いケガ人がさらに増える可能性がある」というのが多い。

確かに、筆者もそう思います。が、こうも思うわけです。

「今季あんな体たらくで96敗もしたのに、やり方を変えなければずっとこのままなのでは?」

 

いくら東京ヤクルトが「弱いのがデフォルトのチーム」だとしても、毎年毎年96敗レベルで黒星を積み重ねられたらそれはたまったものではない。

それに「弱いのはデフォルトだから」を言って許されるのはファンまでで、現場にいる人間がその弱さに安住してしまっては、それはプロとは言えない。

そのぬるま湯の現状を打破できるのは、OBであれば宮本しかいないだろうな、と思います。

 

 

 

正直なところ、宮本の入閣が話題に上がった時に、筆者は「監督なら嫌だけどそれ以外なら……」といった感じでした。

結局監督には小川淳司シニアディレクターが復帰する形となり、宮本はヘッドコーチと言う布陣。恐らく、指導者としては駆け出しの宮本を現時点で活かせるポジションがあるならヘッドコーチだろうとは思います。

小川監督は基本優しい人(畠山以外には)で、それ以外のコーチもどちらかと言えば優しい性格の人が多いかなという印象。その中で、厳しさにゲージを振っている宮本が「鬼軍曹」としてチームを引き締めることが出来たならば、それが理想ではあります。その場合、たぶんないとは思いますがあまり宮本を暴走させないことが大事。その点は、小川監督がどれだけ手綱を握って制御できるかと言う話になるでしょうね。

 

とどのつまり、特に1年目の2018年に関しては宮本にあまり采配は期待していません。チームの雰囲気をプロらしく、意識改革への突端を掴むことが出来ればその時点で宮本招聘は成功なのではないかと思います。

 

ついでにコーチ人事に関しては、まだ正式発表こそ出ていませんが広島東洋から石井琢朗河田雄祐両コーチも招聘するのではと言う記事が以前出ていました。もしこの2人の招聘も成功出来たら、チームは大きく変化するはずです。

 

宮本ヘッドコーチに関しては不安要素もないことはないですが、96敗もしたチームと言うのは逆に言えば失うものもないので、彼自身がどこまで力があってチームを組み直せるのか、というのは純粋に興味がありますね。

 

 

 

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