東海ちなヤクの巣@パワプロと大相撲番付予想

スポナビブログから引越し。スポナビブログ時代は、プロ野球(東京ヤクルト)を中心に、大相撲の話もちょろっとしてました。はてなブログでは、パワプロと大相撲(番付予想)を中心に展開していきます。

パワプロ能力と振り返る、2017東京ヤクルト通信簿(甘口) vol.1

実況パワフルプロ野球2016」(以下「パワプロ」)のver1.11アップデートが11月21日に来まして、NPBに所属する実在選手の能力の「2017年決定版」とも言える能力変更が実施されました。
せっかくの機会ですから、「パワプロの能力とともに、今年の東京ヤクルトスワローズ所属全選手を振り返ってみよう」と言うことで記事をおおよそ10回に分けて更新します。
なお、パワプロで収録されている選手は支配下登録選手のみですので、育成登録の田川賢吾・古野正人・新田玄気・大村孟に関しては別途サクセスで作成するか、もしくは成績のみの言及にします。



あらかじめ注意事項として、パワプロの査定はあくまでゲーム内の査定の話なのであまり真に受けないよう。またタイトルの「(甘口)」は選手に対してですので、査定そのものは割と厳しく見ることもあるかも知れません。
またキャプチャ画像はver1.11、能力差異の表示は「2017年開幕版」と言うべきver1.07から1.11への基本能力(投手→球速・コントロール・スタミナ・変化球、野手→弾道・ミート・パワー・走力・肩力・守備力・捕球)に限ります。
特殊能力を含めた全体の能力差異を比較するにはこちらのサイトが便利ですので、詳しく見たい方はリンクをクリックしてください。
文中の「青特」は選手に有利な効果をもたらす特殊能力、「赤特」は選手に不利な効果をもたらす特殊能力のことを指します。




#11 由規
一軍成績:10登板 3勝5敗0S0H 54.1投球回46奪三振 防御率4.31
二軍成績:8登板 5勝1敗0S 53.0投球回50奪三振 防御率2.04

f:id:NomuraYuhki:20171121172022j:plain
能力差異:球速+1、コントロール-4、スタミナ+7
Hスライダー-2、カーブ+1

今季は主にローテの谷間として10試合に登板し、防御率4.31はまずまずと言っていいものの本人の力量を考えれば「まだ出来るんじゃないか?」と思わせる成績。二軍での成績は納得で、あとは一軍で完全復活できるかと言ったところでしょう。
その「完全復活の条件」は、「一軍で中6ローテを回すこと」だと筆者は思います。来季すぐにそれをやるのは慎重に行きたいところでもありますが、中6ローテをやって初めて復活だとやはり思うし、そしてそれはもう見えてきていると思う。

査定は、長い離脱からまだローテの谷間段階なので「ケガしにくさG」「回復F」が取れないのは仕方ないか。「調子極端」持ちなのでオーペナ(「ペナントモード」において、試合を自分で操作せずCOMに任せるプレーのこと)ではそれこそ二軍で待機させて好調以上で一軍昇格、と言う使い方は出来ますが、ケガGと回復Fは海外留学させない限り消しきるのは厳しそう。



#12 石山泰稚
一軍成績:66登板 3勝6敗0S24H 68.1投球回76奪三振 防御率3.03

f:id:NomuraYuhki:20171121172914j:plain
能力差異:球速+4、コントロール+12、ドロップカーブ+1

96敗と低迷し投手運用にも窮した今季のスワローズにおいて、中継ぎとしてチームトップの24ホールドを記録した石山はまさに「ブルペン陣の救世主」。昨季13登板、防御率7.31と自己ワーストのシーズンだったのを、見事に名誉挽回したシーズンとなりました。

査定は、「ノビB」「奪三振」がとにかく強力。「対左打者F」がやや懸念材料ですが、基本的にはそのままでもオーペナでは活躍出来そう。「対ピンチ」か「打たれ強さ」を上げればクローザーも任せられるのですが、「早熟」(マスクデータで、ペナントでは成長期が18~25歳になる)なのがもったいない。てかそろそろ「早熟」消してもいいでしょ。



#13 中尾輝
一軍成績:2登板 0勝1敗0S0H 4.0投球回4奪三振 防御率11.25
二軍成績:26登板 3勝6敗3S 64.2投球回67奪三振 防御率6.96

f:id:NomuraYuhki:20171121173656j:plain能力差異:コントロール-10、スライダー-1、シュート-1

ドラフト4位ルーキーで、今季一軍デビューを含む2試合に登板。奪三振能力の高さを垣間見せはしましたが、4イニングに対し3与四球、8被安打とまだまだ技術の未熟さを痛感したシーズンではないでしょうか。二軍でも防御率6点台に終始しているので、その防御率悪化の原因である制球力の向上を、来季以降は目指すことになるでしょうか。制球力、とは一言で言ってもなかなか改善は難しいですが……。

査定では、1.07ではなかった「ノビF」がついてしまっています。ノビFはかなりやっかいなマイナス特殊能力なので、ノビアップを指導できるコーチ、現役実在選手では近藤一樹を起用して消しておきたいところ。



#14 秋吉亮
一軍成績:43登板 5勝6敗10S10H 43.0投球回39奪三振 防御率3.35
二軍成績:3登板 0勝0敗0S 3.0投球回2奪三振 防御率0.00

f:id:NomuraYuhki:20171121174403j:plain能力差異:球速-1、コントロール-5、シンカー-1

3月の第4回WBCに選出された今季ですが、シーズンではプロ4年目にして初めてケガによる戦線離脱を経験。結果自己ワーストの43登板、防御率3.35と平凡な成績に終わってしまいました(ただし、それでも他の投手よりは優秀なのである……)。とは言え、来年は今年のようにケガさえなければフル回転でリリーフ陣を支えてくれるはずです。

査定では1.07時点であった多くの青特が消えてしまっていますが、一方で赤特は「一発」が「対ピンチF」に変わっただけ。ついでに「ケガしにくさ」もBからEになってしまっていますが、それ以外はやや基本能力が下げられただけなのでオーペナではそこまで支障はないはず。ピンチを上げれば、十分活躍してくれます。



#16 原樹理
一軍成績:26登板 3勝11敗0S0H 131.1投球回115奪三振 防御率3.84

f:id:NomuraYuhki:20171121174924j:plain能力差異:球速+1、スタミナ+9
スライダー+3スローカーブ+1、フォーク-1

今季は序盤はリリーフ、後半からは先発ローテーションの一角として26試合に登板。打線の援護に恵まれず星数こそ3勝11敗と負けが大きく先行してしまっていますが、スタッツは軒並み改善させるなどドラフト1位の意地を見せたシーズンとも言えました。ポテンシャルはあるだけに、運さえ味方に付けば3勝11敗を11勝3敗にひっくり返せるだけの力は持っている投手です。

査定は赤特の数こそ3個は変わっていませんが、「ノビF」が消えているのが大きい。2年目・23歳で海外留学で赤特を消しきることも可能な選手なので、赤特を消したうえで基礎能力・特殊能力を伸ばしていければ先発ローテを張れるような能力に成長させることは十分出来るはず。



#17 成瀬善久
一軍成績:12登板 0勝1敗0S0H 16.2投球回10奪三振 防御率5.40
二軍成績:12登板 3勝1敗0S 61.0投球回40奪三振 防御率1.92

f:id:NomuraYuhki:20171121180111j:plain能力差異:球速-2、コントロール-3、スライダー-1

FA移籍3年目、昨季の低迷から抜け出したい1年でしたが、今季は一軍デビュー後自己最小の12登板に留まり、先発もわずか1試合のみ。実働12年で初めて一軍未勝利に終わり、まさしく「最低の1年」となってしまいました。二軍ではさすがに格が違うのか優秀と言える成績を残しているだけに、まだ老け込むには早い。来季の逆襲に期待したいところです。

査定では「ノビG」「軽い球」「一発」と、多い被本塁打の数を必死に再現しようとするが如く厄介な赤特を並べられている印象。海外留学にも派遣できず、赤特を練習で消すにもコーチ陣の配置転換からし始めなければならないので、ペナントだけで言えば扱いに非常に困る選手。赤特の効果が消える絶好調かノリノリの時に谷間で先発か、「左のワンポイント」要員くらいしか起用の手段がないように思いますが……。



#18 寺島成輝
一軍成績:1登板 0勝0敗0S0H 3.0投球回3奪三振 防御率15.00
二軍成績:6登板 0勝1敗0S 19.0投球回19奪三振 防御率2.37

f:id:NomuraYuhki:20171121181102j:plain能力差異:コントロール-4、カーブ-1

ドラフト1位ルーキーとして期待されたシーズンでしたが、前半をケガで棒に振り、一・二軍併せて公式戦7試合のみの登板に留まってしまいました。一軍では本領を発揮しきれなかったものの、二軍では6試合ながら防御率2.37はまずまずの数字と言えるので、まず来季は二軍で1年間投げるのが目標となるでしょう。二軍で先発ローテを張りつつ、ポテンシャルを強化してシーズン後半、もしくは2019年以降に先発ローテの座を狙っていきたいところ。

査定は基本能力こそ微減していますが、1.07と比べれば「リリース○」が追加されて目だった赤特もないので、海外留学などで基本能力を伸ばしつつ青特を何個かつければ、先発ローテとして活躍が見込めるはず。