東海ちなヤクの巣@パワプロと大相撲番付予想

スポナビブログから引越し。スポナビブログ時代は、プロ野球(東京ヤクルト)を中心に、大相撲の話もちょろっとしてました。はてなブログでは、パワプロと大相撲(番付予想)を中心に展開していきます。

パワプロ能力と振り返る、2017東京ヤクルト通信簿(甘口) vol.5

<注意事項>
・能力差異の表示は「2017年開幕版」と言うべきver1.07から1.11への基本能力(投手→球速・コントロール・スタミナ・変化球、野手→弾道・ミート・パワー・走力・肩力・守備力・捕球)に限ります。
・文中の「青特」は選手に有利な効果をもたらす特殊能力、「赤特」は選手に不利な効果をもたらす特殊能力のことを指します。




#61 P.ギルメット
一軍成績:28登板 1勝1敗0S2H 54.2投球回57奪三振 防御率3.62
二軍成績:14登板 2勝1敗1S 35.1投球回32奪三振 防御率3.06

f:id:NomuraYuhki:20171126141709j:plain能力差異:球速+2、コントロール-10、スタミナ+6
SFF+1Vスライダー-1

来日1年目の今季は開幕当初中継ぎとして登板も、安定感がなく7月までの4度の登録抹消を経験。8月を二軍で先発調整に当てて、9月に満を持して先発登板すると、4試合に先発して23.2回を7失点、防御率2.66とまずまずの成績を残しました。また来日初勝利を、その先発登板で挙げています。
11月26日時点で去就は不透明ですが、先発として適応する可能性を残しているだけに個人的には残留して欲しい投手。11月末の保留者名簿に名前が残っていることを願いますが……。

一軍成績が、通算28登板は多くないとはいえ防御率は3点台にまとめていることで能力としては1.07から比較すれば上がっている印象。9月に先発登板したことで先発適性が追加され、使いどころが広がった投手と言えるでしょう。
ただオーペナでは「対ピンチF」、「打たれ強さE」、「ノビE」が響いて成績を残せない可能性もあるかも。外国人選手は特殊能力伝授がコーチからしかできない分、現状だとちょっと危なっかしいかも。



#62 徳山武陽
二軍成績:34登板 4勝1敗0S 48.2投球回40奪三振 防御率1.66

f:id:NomuraYuhki:20171126142703j:plain能力差異:なし

黄色靭帯骨化症からの復帰を目指した今季でしたが、二軍では34試合に登板し防御率1.66、9月29日対北海道日本ハム戦では9回打者27人で完封勝利を収めるなど活躍を見せたのですが、オフに戦力外通告を受けて現役を引退。来季からは広報としてチームに残ります。
難病からの復帰という、あまり前例のないケースで一軍昇格については首脳陣もやや迷った部分もあったかもしれません。しかし8月を除き二軍では月間防御率が安定していただけに、どこかで一軍での「復活登板」も見たかった、と言うのが偽らざる心境です。

査定は一軍登板がないので変化もなし。二軍では防御率1点台だったので微増でも盛ってくれればよかったんですが。オーペナだと赤特がやや多めで苦労はしそうですが、海外留学はギリギリ出来る年齢なので、まずは赤特を消したうえで能力を伸ばして一軍で使えるように持って行きたいところ。



#67 平井諒
一軍成績:4登板 0勝0敗0S0H 2.2投球回3奪三振 防御率10.13
二軍成績:17登板 2勝0敗5S 17.0投球回16奪三振 防御率4.76

f:id:NomuraYuhki:20171126143641j:plain能力差異:球速-2、コントロール-13、シュート-1

右肩の故障を乗り越え、昨季は自己最多33試合に登板し1勝7ホールド、防御率2.81とキャリアハイのシーズンを過ごしましたが、今季はわずか4試合に激減。防御率10.13と結果を残せず、二軍でも防御率4点台に終始するなど不振に終わってしまいました。
東京ヤクルトでは数少ない、「ストレートのパワーで押せる投手」であるだけに、ケガからの復帰という経緯も併せて個人的には復活を期待したい選手。

査定は、やはり成績が昨季から比べて落ちてしまっているので能力が落ちるのは致し方ないところ。ただ特殊能力の目で言うと「ケガしにくさF」は仕方ないとして、あとは「ノビE」がある程度なので、癖がなくさほど悪くも振れないはず。青特をつけてあげれば、あとはゲームでも球速で押せるはず。



#68 山中浩史
一軍成績:13登板 2勝6敗0S0H 75.1投球回29奪三振 防御率5.14
二軍成績:3登板 0勝1敗0S 12.0投球回10奪三振 防御率3.00

f:id:NomuraYuhki:20171126144759j:plain能力差異:球速+3、コントロール-17、スタミナ+2
スライダー+1スローカーブ-1、Hシンカー-1

移籍2年目の昨季は22試合に先発登板し、打線の援護には恵まれなかったものの6勝12敗をマーク。しかし今季は13試合で完封勝利も記録したものの、2且6敗で防御率5.14と精彩を欠き、またケガもあり二軍でも3試合登板に留まるなど不本意なシーズンに。
今ドラフトで新たに2人のアンダースロー投手が指名されましたが、球界ではまだまだ珍しいアンダースローの投手。先発ローテ奪回に向けて、来季の復活に期待です。

査定は基礎能力のすべてが上下する不安定な変動となっていますが、何より痛いのはコントロールが一気にBからDに落ちているところ。「パワプロ2016」ではコントロールの意味合いが変わっていて、そのコントロールが大きく変動するのは手動プレイでもオーペナでも結構な痛手。一方で1.07で付与されていた「負け運」は消えているので、せめて「一発」を消してあげれば先発ローテを任せるのに不安要素はなくなります。



#70 近藤一樹
一軍成績:54登板 2勝4敗1S14H 55.1投球回55奪三振 防御率4.72
二軍成績:5登板 0勝0敗0S 7.0投球回8奪三振 防御率2.57

f:id:NomuraYuhki:20171126150710j:plain能力差異:球速+3、コントロール-8
カットボール-2、スライダー+1サークルチェンジ+2

移籍2年目の今季は、リリーフとして自己最多54試合に登板。シーズン前半は信頼のおける中継ぎとして勝負所で起用され、こちらも自己最多となる14ホールド。6月30日にはプロ初セーブを1球セーブで挙げました。後半は息切れし防御率が悪化したものの、プロ15年目にして新境地を開いたシーズンとなりました。

査定に関して、近藤は恐らく1年間で激しい変動があった選手のひとり。1.07ではスライダー方向にカットボールとスライダーの2球種があったのが1.11ではカットボールが消えたり、特殊能力が大きく変動したりしています。
ただ得能では赤特5個はかなり多い部類で、年齢的にもすべての赤特を消しきるのは厳しいところ。「調子極端」がある分不調以下だと恐らく危なっかしいレベルになりかねないので、一軍での戦力かつ「ノビB」をさらに生かすためにも近藤に赤特消去を優先的に回しておくべき。これは近藤が「ノビアップ」の特殊能力を他の選手に伝授出来、かつノビが成績によってシーズン終了後に変動することもあります。



#71 中島彰吾
一軍成績:2登板 0勝0敗0S0H 4.2投球回3奪三振 防御率13.50
二軍成績:39登板 5勝6敗0S 69.1投球回41奪三振 防御率4.41

f:id:NomuraYuhki:20171126152355j:plain能力差異:球速-3

3年目の今季は一軍で2試合に登板したものの結果を残せず。二軍では39試合に登板したものの、防御率が自己ワーストの4.41に沈み、本領を発揮できず。オフに戦力外通告を受けました。

査定としては、1.07に比べると球速が落ちた以外は特になし。特殊能力がほとんどなく、癖はない分基礎能力も平凡なのでオーペナで活躍させたいなら特殊能力はつけてあげること。幸い年齢的にもまだ若く、海外留学やコーチ指導などで伸ばしていければ一軍でも活躍を見込める能力には成長させられると思います。



#117 田川賢吾
二軍成績:28登板 5勝6敗0S 101.2投球回61奪三振 防御率4.43

育成選手となった今季は、二軍で先発ローテの一角を担い28登板中では13試合に登板。5勝、101.2投球回61奪三振は二軍ながら自己最多で、防御率も1年目から9.00→8.44→7.28→4.43と成長の足跡を感じさせるシーズンとなりました。ただ支配下復帰を考えると成績はまだまだで、5年目となる来季はさらにアピールして2ケタの背番号を取り戻したいところ。



#118 古野正人
二軍成績:1登板 0勝0敗0S 1.0投球回1奪三振 防御率0.00

右肩の故障から育成選手となった今季はリハビリに専念し、公式戦登板は二軍の1試合のみ。その二軍の登板が9月28日で、Twitterのタイムラインでも投球練習を再開している姿がちらほら見受けられるので、実戦復帰もそろそろと言ったところでしょうか。まずはマウンドに戻り、しっかりとした成績を残して支配下復帰に繋げたいところです。