東海ちなヤクの巣@パワプロと大相撲番付予想

スポナビブログから引越し。スポナビブログ時代は、プロ野球(東京ヤクルト)を中心に、大相撲の話もちょろっとしてました。はてなブログでは、パワプロと大相撲(番付予想)を中心に展開していきます。

大相撲平成30年秋場所感想・九州場所番付予想練習③

今年の秋場所は、「平成最後の秋場所」。
3横綱1大関が休場する「荒れた場所」だった前の名古屋場所に比べれば、今場所は8場所連続で休場していた横綱稀勢の里が皆勤。3横綱3大関が揃って千秋楽まで皆勤し、終わってみれば横綱白鵬が今年初の幕内最高優勝を果たすという結果に終わりました。
ここ1年以上、横綱大関の誰かがいないという物足りなさを感じる場所が続いた中で、久し振りにしっかりと上位陣が皆勤し、そして活躍を見せたことは正直なところ「ホッ」としています。そして来場所以降も、彼らには役相応の強さを維持し、そして高めていってもらいたいと思います。

幕内、十両それぞれの感想は予想とともに寄せるとして、まずは幕下以下の感想。
幕下では後でも触れますが、今場所西幕下筆頭に番付を戻した豊ノ島が5勝2敗の堂々たる成績。2年以上遠ざかっていた関取への復帰を、ほぼ確実なものとしました。
一方で、新世代の注目株として期待を集めていた納谷と豊昇龍は幕下の壁にぶつかった印象。ふたりとも6番を取り終えて3勝3敗と並びたち、最後の一番で激突。結果は豊昇龍が勝って勝ち越しを決めた一方、負けた納谷は負け越して来場所は三段目から出直しとなるなど、大相撲の厳しさを体感する場所でもあったと思います。

その他、幕下以下で個人的に注目を集めていた三段目の塚原は6勝を挙げ、枚数を考えれば恐らく幕下昇進かそれに近い三段目1ケタ枚目まであがりそう。
さらに、今場所は序二段で相撲を取っていた「最重量力士」大露羅が引退を発表するなどのニュースもありました。



 
では、まず幕内の番付予想。

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役力士の移動は、玉鷲が平幕に下がって魁聖が復帰すると予想。ここは簡単だと思います。
ただ問題は平幕で、特に上位で大きく勝ち越した力士が不在なのが頭が痛かった。今場所は三賞制定以降では初めて三賞ともに受賞者がいないという場所になり……まあ横綱大関、関脇が頑張った場所であればそのあおりを食ったとは思うんですが……、軒並み大負けした力士がいてしまっています。中位以降はある程度ごたつきつつ、大勝ちした力士が下位にいることもあって、「いつにも増して自信がない」予想となりました。
その中では、上位で勝ち越した妙義龍と中位で3点勝ち越した北勝富士を東西の筆頭に据え、2枚目以降は下位で2桁以上勝った竜電、錦木、嘉風貴ノ岩を置きました。どう見たってめちゃくちゃなんですが、上位で負け越して落ちてくる力士との落とし所を考えれば他に置きようがあるとは思えませんでした。
その煽りを食ってもらったのは、実名を挙げると千代の国、豊山、遠藤、阿武咲あたり。それぞれ課題が山積した場所だったとは思いますが、遠藤と阿武咲は三役経験者、千代の国と豊山も平幕筆頭やそれに近い位置まで昇進したこともある実力者揃いではあるだけに、下位に下がれば力を発揮してくれるものとは思います。

そして再入幕は大奄美荒鷲・明生、十両陥落は琴勇輝・旭大星・石浦と予想。候補なら千代丸陥落、矢後昇進もあるかなと思いましたが、矢後は東2枚目の位置で勝ち越し1点と「無理して上げるほどか?」と思ったので、下記にもありますがここで新入幕には挙げませんでした。




続いて十両

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十両は、例によって星が混みあっているのでこちらも難しい予想とはなりました。
まず陥落した力士について、琴勇輝は下がり幅が少ないと思いますが、怪我で休場した旭大星と幕尻で大負けした石浦十両中位あたりまで下がってもやむを得ないと思います。
その他、十両優勝の徳勝龍は西3枚目。安美錦は置きどころがなかったので据え置き……と思ったんですけども、もしかしたら大翔鵬と入れ替えのほうがいいかも。

新十両・再十両豊ノ島・極芯道・大成道、幕下陥落は青狼・臥牙丸・天空海と予想。
あるとすれば陥落に志摩ノ海を加えて、西4枚目で5勝2敗の友風を加えても面白いかも知れません。
その十両昇進の3人については、秋場所の白鷹山という「前科」があるので、十両の中で星が混み入っている状況であればそこまで高くならないとも予想。まあ極芯道は東5枚目なので、予想の西12は妥当なところかも知れません。



九州場所の観望としては、まず今場所皆勤して復活を見せた横綱稀勢の里が優勝争いに絡めるのかどうか、これに尽きると思います。
それ以外では、今場所ピリッとしなかった平幕勢が三賞をどれだけ取ってくれるか。そして何より、関取復帰濃厚の豊ノ島が2年ぶりの十両の舞台でどんな相撲を見せてくれるか。この辺りが注目だと思います。