秋場所は、新横綱として注目を集めていた照ノ富士が13勝2敗で堂々の新横綱優勝を成し遂げました。とは言っても決して平坦な道のりではなく、独走態勢かと思われたところで大栄翔と明生にそれぞれ敗戦。膝の状態も思わしくない中で、それでも追いすがる平幕勢を振り切っての優勝でした。一度は大関まで上り詰めながら怪我や病気で序二段まで番付を下げ、そこから再起して大関に戻り、そして横綱まで昇進して5回目の優勝。かつてないほどドラマチックな力士人生に、華を添える優勝であることは間違いないと思います。
筆者個人としては、応援している幕内三重県勢の志摩ノ海と千代の国がそれぞれ勝ち越したのもgoodなポイントでした。来場所のさらなる活躍に期待したいと思います。
そして、今日明け方に入ってきた「白鵬引退」の一報。白鵬についてはここで片手間に語るには失礼になるくらいの大きな存在で、それについては功罪相半ばするところではあるんですけれども、まずは「お疲れさまでした」。そしてこれまでの大相撲を牽引してきたことは誰もが認めなければいけないところで、今度は親方としてどんなことを成し遂げるのか、そこにも注目したいと思います。
番付予想、まずは幕内。
白鵬引退が番付編成会議前なので、枠が増えます。
三役は霧馬山が上がると予想。入幕は天空海、佐田の海、阿炎、そしていささかラッキーではありますが若元春も上がると予想します。
続いて十両。
幕内に空きが出た分、全体的に押し上げられる格好になると思います。
十両昇進は寺沢、平戸海、荒篤山、そしてこれも枠が空いたことによるラッキーではありますが常幸龍と予想します。