東海ちなヤクの巣@パワプロと大相撲番付予想

スポナビブログから引越し。スポナビブログ時代は、プロ野球(東京ヤクルト)を中心に、大相撲の話もちょろっとしてました。はてなブログでは、パワプロと大相撲(番付予想)を中心に展開していきます。

大相撲令和6年名古屋場所感想・令和6年秋場所番付予想

これまで9回の優勝を数え、1人横綱として牽引して来た照ノ富士。名古屋での優勝経験はまだなく、愛知県体育館(エディオンアリーナ)での開催が最後となる今場所に、自身初の「名古屋での優勝」と「目標である2ケタ優勝」を期して臨みました。
その照ノ富士横綱の威信を見せつけ、初日に新小結の平戸海を破ってからは着実に10連勝。11日目に新関脇の大の里に敗れ、14日目からは終盤優勝を争った隆の勝、大関琴櫻に連敗。優勝決定戦では中盤から星を伸ばして千秋楽に追いついた隆の勝と再戦しましたが、最後は横綱の力を見せて勝利。宿願を叶えた名古屋場所となりました。
一方でカド番の貴景勝は5勝10敗で2場所連続負け越しを喫し、関脇へ陥落。今場所関脇へ陥落し大関特例復帰を賭けた霧島は、勝ち越しこそしたものの8勝止まりで大関復帰は叶わず。大相撲の「あるべき姿」と、「厳しい勝負の世界」を見せつけられた場所だったと思います。




番付予想、まずは幕内。

大関は前述の通り貴景勝が陥落し、霧島が復帰できなかったので2人。関脇は阿炎と大の里が勝ち越し、霧島も8勝を挙げて勝ち越しているので、関脇へ陥落する貴景勝と合わせて4人。ここまでは迷わないと思います。
小結は新小結で10勝を挙げた平戸海が東、8勝の大栄翔が西に回ると思いますが、優勝同点の12勝を挙げた隆の勝を筆頭に留めるか小結に上げるかで意見が分かれるかと思います。ただ今場所の地位が東6枚目とは言え12勝で優勝同点は立派な成績ですから、個人的な考えも込みで西小結の2枚目に昇進させました。
平幕は、三役以上で負け越したのが貴景勝1人+隆の勝を三役に昇進させるとなると相当な数のエアーポケットが出来てしまいます。東4枚目で9勝の翔猿を東筆頭に上げるのは自明の理として、後の力士をどうするかは悩みどころ。7勝8敗の力士をいつも通り1枚降下にすると組めないと思ったので、幕内で7勝8敗の力士は据え置きました。それでもエアーポケットは埋めきれないので、例えば西6枚目で9勝の王鵬を東2枚目に、東10枚目で10勝の正代を西3枚目にそれぞれ引っ張り上げるなどの調整を強いられました。

昇進は阿武剋、北の若、白熊の3人と予想。今場所は陥落相当の星の幕内力士が多いのに対し、昇進相当の星の十両力士が全く釣り合っていないので、北の若を引っ張り上げないと構成できないと思います。本来なら錦木・宝富士・竜電、あと阿武咲あたりは陥落してもやむを得ない成績ですからね…………。



前述の通り陥落見込みの幕内力士と昇進見込みの十両力士の数がかなり不均等でしたが、それでも下げざるを得ないと判断したのは幕尻で3点負け越しの錦富士と、後ろ2枚で負け越し5点相当の千代翔馬、後ろ5枚ながら大怪我を負ってしまい負け越し9点相当の朝乃山。朝乃山に関しては十両特有のもたつく中位の煽りを食って東8枚目まで下げてしまいましたが、審判部はここまで下げないと思います。予想と言いつつこの言い方は不誠実ですが、さすがにプロと好事家の違いは弁えていないといけない。
幕下からの昇進力士は大青山、木竜皇、欧勝海と予想。昇進する力士とその数は迷いませんが「どこに置くか」がこれまた迷いどころで、東幕下2枚目で全勝優勝の大青山を東十両11枚目に置くのは個人的にさほど違和感はない。西幕下筆頭で6勝の木竜皇を西十両11枚目に置くのは少しためらって、西幕下3枚目で5勝の欧勝海を後ろ2枚ある東十両12枚目に置くのは個人的にかなり違和感を覚えます。ただし「幕下に落ちるほどではないけど下げざるを得ない力士」が(予想では)5人いる中で、例えば嘉陽と欧勝海では嘉陽が上に「いるべき」と思いつつも、やはり他の力士との整合性が取れなかったりこれまでの傾向を考えたりするなら、ひとつの形として自分はこう考えました、と言う話です。