東海ちなヤクの巣@パワプロと大相撲番付予想

スポナビブログから引越し。スポナビブログ時代は、プロ野球(東京ヤクルト)を中心に、大相撲の話もちょろっとしてました。はてなブログでは、パワプロと大相撲(番付予想)を中心に展開していきます。

大相撲令和7年初場所感想・令和7年春場所番付予想

先場所の九州で大関琴櫻が優勝を果たし、綱取りのかかった今場所。千秋楽で優勝を争った豊昇龍ともども「綱取り」がかかり、さらに休場を続けていた横綱照ノ富士も初日から土俵に復帰して注目が集まった場所でした。しかし琴櫻は序盤から黒星を重ねる不振で5勝10敗と負け越し、綱取りどころか来場所はカド番として迎えることに、照ノ富士も振るわず、場所中に引退を表明することとなりました。豊昇龍も中盤までに3敗を喫するなど、一時は優勝の可能性が非常に危ぶまれました。
その間隙を縫って快進撃を続けたのが、怪我から立ち直り返り入幕で優勝争いを牽引した金峰山。初日から9連勝を飾り、連勝ストップ後も大関も2人倒すなど快進撃を続け、千秋楽まで単独トップを争いました。そしてここ1年で力をつけて来た王鵬も並走し、終盤までは元大関の霧島や新入幕優勝の経験がある尊富士、そして千代翔馬らも優勝争いを展開、混戦の様相を呈します。
しかし最後の最後、優勝争いに加わったのは豊昇龍。10日目以降は優勝争いに名を連ねる平幕勢を下し続け、1敗の差で追う千秋楽は本割で勝てば優勝だった金峰山を同じく1敗差で追っていた王鵬が下したこともあって優勝決定巴戦に持ち込みます。迎えた巴戦では、大関の貫禄と意地を示した豊昇龍が金峰山、次いで王鵬を下し、逆転で2回目の優勝を達成。決まった瞬間には感極まる様子を見せるなど、重圧と期するものの大きさを感じさせました。
先場所も優勝次点だった豊昇龍には横綱昇進の声も挙がり、新横綱誕生へのムードが高まっている中で、一人横綱として長くその地位を守って来た照ノ富士が土俵を去り、一方で綱取り本命だった琴櫻はカド番。勝負の非情さや「横綱というもの」を嫌でも考えさせられる、今年の初場所だったかと思います。

照ノ富士について述べるなら、勢いのままに大関へ上がった頃を筆者は見ていません。筆者が相撲を見始めていた頃には大関として怪我や病気に苦しみながらなんとかその地位を保ち、しかし叶わずに陥落するところからでした。一度は序二段(平成31年3月)にまでその地位を落としながら、復帰してからは不屈の精神で番付を戻し、返り入幕を果たした令和2年7月は2回目の優勝を記録。その後も復活の歩みは衰えず令和3年5月場所で大関に復帰、そしてその年の9月には横綱へと登り詰めました。
大相撲史上でも今後現れないような復活劇を遂げた照ノ富士はその在位期間のほとんどを一人横綱として過ごし、場所を経るにつれ怪我に苦しみながらも横綱として優勝6回、通算では10回の優勝を果たして綱の重責を全うしました。そんな照ノ富士から学ぶことは、力士でなくとも多くあるでしょう。照ノ富士という「稀有な横綱」をリアルタイムで見られたことは、一相撲ファンとして幸せなことでした。



番付予想、まずは幕内。

豊昇龍の昇進については、「2場所連続優勝ないしそれに準ずる成績」という内規が持つフレキシブルさが賛否の分かれ目で、額面だけで見れば豊昇龍が上がらない理由はあまりない。しかし今場所の内容を見るに慎重論もあり、それをもって「大関据え置き」となるのも理解は出来るところであります執筆時点では正式に決定していませんが、報道ベースでは有力との見方が強いので、ここでは横綱昇進と予想しました。
大関は大の里と琴櫻のふたり。三役は関脇で11勝して大関昇進への起点を作った大栄翔が東へ、西筆頭で11勝の霧島を西に。小結は優勝争いを展開した王鵬が東へ上がり、東小結で7勝8敗だった阿炎は他に三役昇進の候補がいないため西に留め置かれると予想します。
幕内・十両の入れ替えに関しては、獅司・安青錦・佐田の海・朝紅龍への異論はないでしょう。幕内から下がる星の力士が多いのですが、十両から上がる星の力士が上記の4人で留まるので、それをどう扱うかは悩みどころでしょうか。白熊は本来十両筆頭で留め置かれる星ですが、収まりの良さを考えると引っ張り上げてもおかしくないと思います。



続いて十両

幕内で述べた「収まりがいい」は、東西16枚目で6勝9敗の玉正鳳と輝のこと。西17枚目で7勝8敗の時疾風を下げる選択肢もあるんですが、照ノ富士引退で枠が空き「東18枚目」が生まれる分、半枚降下で落ち着くはずです。
十両昇進に関しては若ノ勝・日翔志・風賢央は異論なく、恐らくは草野も上がるでしょう。東4枚目4勝の宮城と西5枚目5勝の大辻の比較が非常に難しく、また十両東12枚目で6勝の羽出山をどう扱うかも難しいはず。表では羽出山残留で宮城昇進、大辻を幕下に留め置く予想をしましたが、これは比較できそうな令和元年名古屋月場所で西幕下4枚目で4勝の魁勝が昇進、西幕下5枚目で5勝の若元春が幕下筆頭に留め置かれた前例をン根拠としています。ただし当然完全一致している状況でもないので宮城と大辻が入れ替わったり、羽出山を陥落させて2人とも昇進させる方策もあり得ると思います。横綱昇進の可否もそうですが、どの判断をしても一定の合理的な根拠を説明できるので、最終的な結果がどうなろうと筆者は理解も納得も出来ると思います。