東海ちなヤクの巣@パワプロと大相撲番付予想

スポナビブログから引越し。スポナビブログ時代は、プロ野球(東京ヤクルト)を中心に、大相撲の話もちょろっとしてました。はてなブログでは、パワプロと大相撲(番付予想)を中心に展開していきます。

パワプロ能力と振り返る、2017東京ヤクルト通信簿(甘口) vol.7

・能力差異の表示は「2017年開幕版」と言うべきver1.07から1.11への基本能力(投手→球速・コントロール・スタミナ・変化球、野手→弾道・ミート・パワー・走力・肩力・守備力・捕球)に限ります。
・文中の「青特」は選手に有利な効果をもたらす特殊能力、「赤特」は選手に不利な効果をもたらす特殊能力のことを指します。

 


#1 山田哲人
一軍成績:143試合 打率.247(526-130) 24本塁打78打点 OPS.799

f:id:NomuraYuhki:20171128164427j:plain能力差異:ミート-25、パワー-12、守備力+6、捕球-10

昨季はプロ野球史上初となる2年連続トリプルスリーを達成し、2017年WBCにも選出された、言わずとしてた東京ヤクルトに看板選手。今季は前人未到の3年連続トリプルスリー達成も期待されていましたが、昨年後半に受けた度重なる死球の影響か今季は打撃面が急降下。打率.247はキャリアワーストで連続打率3割が3年で途切れ、24本塁打78打点と「山田哲人としては」物足りない成績に終わってしまいました。
前述の通り「山田哲人としては」物足りないけれども、それでも普通のセカンドでこれだけの成績を残せば普通は評価されるもの。今季後半は死球の影響を脱し8月に.290、9月に.307を記録するなど復調の気配も見せており、来季の逆襲に期待とチームの順位がかかってきます。

査定はやはり打撃成績の低下がもろに響き、ミート・パワーが大幅に低下。さらに「三振」がついてしまったのが厄介で、これがついてしまうとオーペナでは大幅に不利になってしまいます。
山田は「早熟」タイプではあるもののまだ24歳と若く、三振を消してからミートを伸ばしていってもまだなんとかなるので、オーペナで再びトリプルスリーを狙わせたいなら赤特除去は必須。それさえなんとかなればあとは青特の力で、チームの軸として長く活躍してくれるはず。



#2 大引啓次
一軍成績:80試合 打率.227(273-62) 5本塁打29打点 OPS.621
二軍成績:10試合 打率.273(33-9) 0本塁打6打点 OPS.779

f:id:NomuraYuhki:20171128165744j:plain能力差異:ミート-4、パワー-2、守備力-9

FA移籍3年目の今季は、度重なるケガで2度の登録抹消を経験。一軍出場80試合はキャリアワーストで、打率.227と打撃も不振に陥ってしまいました。
ショートは大引の他に西浦直亨、谷内亮太、廣岡大志らがひしめく、もはやレギュラー不在の激戦区。若手の台頭を受ける中で、堅実な守備と一日の長のある経験でチームに貢献し、レギュラーの座をもう一度確固たるものにしてほしいところ。

査定は守備力が並みのショート並みになってしまい、能力をパッと見れば身体能力がウリの若手選手のような感じになってしまいました。それでも大引は「流し打ち」「意外性」など青特が豊富で、コーチ候補としては優秀。「ケガしにくさF」がある分は慎重な起用を求められますが、ゲームでも一軍の戦力として期待できる選手です。



#3 西浦直亨
一軍成績:72試合 打率.208(144-30) 0本塁打8打点 OPS.538
二軍成績:21試合 打率.256(82-21) 2本塁打10打点 OPS.699

f:id:NomuraYuhki:20171128170443j:plain能力差異:ミート-18、パワー-4

昨季は72試合に出場し、パンチ力を生かして7本塁打を記録。定位置確保へあと一歩、そしてレギュラー定着を期待された今季でしたが、昨季と同じく72試合に出場したものの打率.208と急ブレーキ。本塁打もゼロに終わり、大きく躓いてしまったシーズンとなってしまいました。
レギュラー不在の遊撃手において、打撃力もさることながら守備も堅実に成長している西浦ですが、「レギュラー」となるとさらなる強みが欲しいところ。西浦のストロングポイントになりうる部分は打撃だと思うので、その打棒を復活させて来季は再び一軍戦力となること、そしてレギュラー奪取期待したい。

査定はやはり、多分に漏れず打撃成績を落としている分能力も落ちてしまっています。ただし特殊能力も「春男」を持っている以外では癖がなく、赤特がほぼないので好調なら最低限の成績は残せるはず。レギュラーまでを目指すならやはりいくつかの青特をつけさせるか覚醒待ちになりますが、癖はないのでまず一軍で活躍は見込めます。



#5 川端慎吾
二軍成績:10試合 打率.143(21-3) 0本塁打3打点 OPS.423

f:id:NomuraYuhki:20171128171905j:plain能力差異:ミート-20、走力-5

通算922安打を放つ「燕の安打製造機」も、今季はキャンプ中に椎間板ヘルニアを発症。手術を選択せずにリハビリを進めていましたが、途中で症状が悪化したことにより結局一軍出場なくシーズンを終えました。
来季再びレギュラーを担うためにも、復帰はマストでさらに成績も求められるシーズンになります。通算打率.301を記録しているヒットマンだけに、やはり規定打席到達が可能なくらい「ケガをしない」ことが川端にとっては重要な目標かも。

1年間一軍出場がなかったので、査定で能力が落ちているのは致し方なし。1.07から比較するとさらに「アベレージヒッター」がなくなっているのは大きな痛手ですが、逆に言えばそれ以外の青特は無事なので一軍で起用出来ればそこそこの成績は残せるはず。例によって「ケガしにくさF」持ちなのでケガには気を付ける必要がありますが、コーチとしても優秀なのは◎。



#8 武内晋一
一軍成績:66試合 打率.204(93-19) 0本塁打5打点 OPS.472
二軍成績:23試合 打率.286(84-24) 1本塁打5打点 OPS.286

f:id:NomuraYuhki:20171128173149j:plain能力差異:ミート-9、パワー-5

プロ12年目の今季は畠山和洋の離脱とそれに伴う正一塁手不在の状況で、前年の25試合から66試合に出場。しかし期待される打撃面では打率.204と結果を出せず、本塁打も丸3年出ていない状況。堅実な守備には定評がありますが、正念場となる来季は打撃面でも結果を残したいシーズンとなります。

査定は成績の低下に伴ってやはり能力も落ちています。起用としては一塁の守備固めにはなりますが、後述する畠山和洋が特に能力面で守備固めを必要としない程度の守備力がある分、東京ヤクルトで使い切れるかは微妙なところ。秀でた特殊能力もない分、使おうと思ったらノリノリになったときに起用して覚醒待ちくらいでしょうか?



#10 荒木貴裕
一軍成績:91試合 打率.207(188-39) 6本塁打25打点 OPS.640

f:id:NomuraYuhki:20171128173946j:plain能力差異:ミート-8、守備力-3

今季はシーズンを通して一軍に帯同し、自己最多91試合に出場。5月14日対中日戦ではサヨナラ満塁弾を放つなど自己最多6本塁打を放った一方、打率.207と安定感を欠き、収穫と課題の両方が残るシーズンとなりました。
今季はスタメンあり代打あり、複数ポジションを守れる強みもあるユーティリティープレーヤーとして頭角を現したシーズンになりました。来季は打撃に確実性を取り戻し、様々な場面で勝利に貢献する選手になってほしいと思います。

査定は打率が2割近辺である分ミートが下がっていますが、その分「満塁男」「代打○」がついているので代打要員として活躍が見込める選手。青特が増えた分特殊能力伝授の幅も広がるので、サブプレーヤーとしては現状で十分、ノリノリになればレギュラーでも活躍が期待できるはず。



#33 畠山和洋
一軍成績:15試合 打率.212(52-11) 2本塁打4打点 OPS.723
二軍成績:6試合 打率.111(9-1) 0本塁打0打点 OPS.384

f:id:NomuraYuhki:20171128175655j:plain能力差異:ミート-11

昨季はケガでシーズン後半を棒に振り、今季復活に期待がかかったシーズンですが、今季は4月に早々と肉離れを発症。15試合の出場に留まってしまいました。
野手陣最年長で来年には36歳を迎えるベテラン。2015年に105打点を記録し打点王に輝いた勝負強い打撃を、もう一度一軍の舞台で見せてレギュラーに返り咲くことは出来るでしょうか?

査定はケガで出られなかった分、打率.212に終わった分を含めれば、まあ納得は出来るかなと言った範囲。「ケガしにくさF」があるのが本当に厄介なんですが、「プルヒッター」「流し打ち」「満塁男」「高速チャージ」と青特が多いので、仮に選手として成績が残せなかったとしてもコーチとしては優秀です。体感として畠山はオーペナを回すと成績がいい時と悪い時で結構差があるイメージなんですが、それに関しては運次第。