東海ちなヤクの巣@パワプロと大相撲番付予想

スポナビブログから引越し。スポナビブログ時代は、プロ野球(東京ヤクルト)を中心に、大相撲の話もちょろっとしてました。はてなブログでは、パワプロと大相撲(番付予想)を中心に展開していきます。

パワプロ能力と振り返る、2017東京ヤクルト通信簿(甘口) vol.8

・能力差異の表示は「2017年開幕版」と言うべきver1.07から1.11への基本能力(投手→球速・コントロール・スタミナ・変化球、野手→弾道・ミート・パワー・走力・肩力・守備力・捕球)に限ります。
・文中の「青特」は選手に有利な効果をもたらす特殊能力、「赤特」は選手に不利な効果をもたらす特殊能力のことを指します。




#36 廣岡大志
一軍成績:11試合 打率.250(28-7) 0本塁打1打点 OPS.608
二軍成績:110試合 打率.244(422-103) 16本塁打57打点 OPS.728

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能力差異:ミート-7、パワー+8

昨季、プロ初打席初本塁打と言う強烈なデビューを果たし将来の中軸候補。今季も二軍ではレギュラーとして110試合に出場し、打率.244、16本塁打57打点と打撃三部門でルーキーイヤーだった昨季を上回り、昨季は0個だった盗塁数も17個に急増しました。
一軍でも6月中旬、7月中旬、9月末と3回にかけて昇格を果たし、計11試合に出場。攻守とも確実性に課題は残りますが、スケールの大きい選手として将来を嘱望される選手です。
補足として、失策は一軍でこそ2年間でゼロではあるものの二軍では今季29失策を記録。主に遊撃手としてプレーしている傍ら三塁手として起用されることもあり、筆者の個人的感想としては廣岡は三塁手向きなのかな、とも思います。それでも遊撃手として動けるうちは、遊撃手として守備のセンスを磨いていくのもいいかなと。

査定は、ミートの減少はちょっと厳しい気もしますが、その分二軍の成績を考慮してかパワーがあと1つでCになるまでに成長。「三振」は厄介ですが、赤特がその1個しかなくまだ2年目と若い分、いくらでも成長は見込める選手。海外留学、ノリノリからの覚醒などが加わればまず間違いなくゲームでも中軸を担うことが出来る選手に成長させられます。



#39 C.リベロ
一軍成績:54試合 打率.215(200-43) 6本塁打21打点 OPS.595
二軍成績:2試合 打率.125(8-1) 1本塁打1打点 OPS.722

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能力差異(1.10との比較):ミート-16、守備力-10

貧打に苦しむ打線のカンフル剤とするため、今季7月上旬に加入を発表。下旬に一軍に登録されると、主に三塁手一塁手を守りシーズン後半の52試合に出場しました。
本格的に出場し始めた8月は.250で5本塁打とまずまずの活躍を見せましたが、9月に入ると研究されたのか月間打率.153と急降下。208打席で52三振を喫する打撃の粗さがネックとなったか、11月下旬に退団が報じられました。

7月加入のためリベロが追加されたのは1.10からで、おおよそ2か月経った1.11との比較ではミート力が大きく下がってしまいました。「広角打法」は頼もしいですが、それ以上に「三振」と基礎のミート力の低さがネック。それ以外はまずまず平均以上の能力はあるので、外国人選手でコーチ指導以外で三振を消す見込みが難しいのを除けば一軍戦力として期待はしていいはず。



#40 D.グリーン
一軍成績:25試合 打率.194(72-14) 2本塁打8打点 OPS.590
二軍成績:59試合 打率.301(209-63) 14本塁打45打点 OPS.918

f:id:NomuraYuhki:20171130165033j:plain能力差異:ミート-35、走力-4

長打力を見込まれ、クリーンナップ候補として今季来日した助っ人。長打力を生かし、二軍では打率.301、14本塁打45打点とさすがの成績を残しましたが一軍では外国人枠との兼ね合いで出場は25試合に留まり、結果も打率.194、2本塁打8打点と期待からは少々寂しい結果に。193cm・115kgの巨体で鈍足ながら果敢に次の塁を狙うプレーは個人的には好きでしたが、グリーンもリベロと同じく11月下旬に退団が報道されました。

査定は1.07に比較するとミートが大きく落ちてしまっています。その代わり赤特が「送球F」くらいしかなく、一塁手では畠山和洋が「ケガしにくさF」を持っている分外国人枠のやりくりこそ必要にはなりますが出番はそこそこ出てきそう。
ファームではサードをやっていたという情報もあるんですが、サードのサブポジがないのは致し方なし。走力はGでもよかったと思いますが(笑)。



#46 谷内亮太
一軍成績:42試合 打率.198(91-18) 0本塁打7打点 OPS.490
二軍成績:52試合 打率.217(166-36) 2本塁打15打点 OPS.612

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能力差異:ミート-13、パワー+2

堅実な守備を武器に一軍定着を期待された今季は、プロ2年目の2014年、43試合出場に匹敵する42試合に出場。104打席はキャリアハイの数字を残しました。しかし昨季少ない打数ながら打率.300を記録したバッティングは不調で、一軍では.198、本塁打もなし。二軍でも打率.217と、打撃面では寂しい結果に終わってしまいました。
いっぽう、守備は42試合に出場しながら失策は0。守備は十分に一軍のレベルにあることを証明できたシーズンだと思います。内野のバックアップとしては現時点でも十分でしょうが、しかし谷内はもっと上も狙えるはずの選手。特に谷内のメインポジションである遊撃手のレギュラー争いは熾烈になりそうですが、谷内は守備を武器に自分の位置を開いていきたいところ。

査定は打撃面を妥当に評価した感じ。パワーが上がっているのはよくわかりませんが、それでも微増の範囲なのであまり影響も及ぼしません。
守備力に関しては、遊撃手ではチーム内でトップと守備固めにはもってこい。ただしなぜか成長タイプは「パワー型」なので、それに従えば「当たれば飛ぶ」パンチ力のある打者に育てるほうが効率がいいことになります。守備固めとして徹底的に鍛えるか、一発のあるロマン法に育てるかはプレイヤー次第。



#49 渡邉大樹
一軍成績:2試合 打率.000(2-0) 0本塁打0打点 OPS.000
二軍成績:89試合 打率.258(318-82) 5本塁打38打点 OPS.673

f:id:NomuraYuhki:20171130171702j:plain能力差異:ミート+5

2年目の今季は二軍で出場試合を89に増やし、5月には25安打で打率.362を記録するなど攻守ともにスケールアップ。途中ケガによる戦線離脱もありましたが9月には一軍初昇格を果たし、そのまま一軍初打席も記録しました。
二軍では打率.258は昨季より微増、5本塁打38打点は自己最多を更新。守備は本職の内野手の他に外野手にも挑戦するなど、可能性をどんどん押し広げる20歳。同期の廣岡に負けじと、来季以降の飛躍を期します。

査定は、二軍で結果を出していることを受けてかミートが晴れてFにランクアップ。「送球F」は気にならなければ消す必要もないでしょうし、海外留学を挟めば一軍で使えるだけの能力に成長してくれるでしょう。
目途としては20代前半の内に一軍で活躍できるだけの能力を伸ばしてしまえば、あとは覚醒待ちでも地道に能力を伸ばしてもいい。ポジションコンバートはお好みで、特殊能力をある程度つけてあげれば立派な戦力を見込めます。



#56 奥村展征
一軍成績:44試合 打率.239(113-27) 0本塁打5打点 OPS.573
二軍成績:70試合 打率.243(235-57) 2本塁打19打点 OPS.634

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能力差異:ミート+24

プロ4年目の今季はシーズン序盤に二軍で定位置を確保して出場機会を重ねると、6月下旬に一軍登録。一時はすぐに登録抹消されますが、7月に再び登録されるとそれ以降は一軍に定着。レギュラー不在の遊撃手として44試合に出場し、打率.239を記録して一軍定着と飛躍のきっかけを掴んだシーズンとなりました。
本職は遊撃手ですが、今季は一塁手としてスタメン出場も果たしたことがあるユーティリティー性のあるスタイルは大きな武器。しかし現在チームにレギュラーの遊撃手がいない状況、若い奥村には攻守ともにさらにスケールアップしてレギュラーを狙って欲しいところ。チャンスは十分にあるはずです。

査定は1.07から比べると、ミートこそ大幅に上がりはしましたがそれ以外は特に変更がなし。オーペナで考える分には能力は練習や海外留学で伸ばせばいいし、特殊能力も癖がないので育てやすくかつ活躍も見込める部類の選手にはなりますが、それでも守備力は据え置きではなくもうちょっと上げてくれてもよかったのでは……とは率直な感想。あと守備適性は二塁手が最高で遊撃手はやや下がるので、気になるようならキャンプで修正しておく必要があります。



#59 今浪隆博
一軍成績:7試合 打率.267(15-4) 0本塁打2打点 OPS.779
二軍成績:29試合 打率.375(56-21) 2本塁打10打点 OPS1.007

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能力差異:ミート-1

昨季は自己最多94試合に出場し、打率.279を記録した巧打の選手。今季もそのバットコントロールを期待されましたが、昨年9月に発症した甲状腺機能低下症、そして橋本病の影響で一軍出場はわずか7試合。二軍でも29試合のみの出場に留まり、オフに戦力外通告。そのまま現役引退を決断しました。

査定は1.07から比較すると、基礎能力はミートが微減したのみ。ただし「対左投手B」と「代打○」が消えてしまっている分、特に秀でた成績を残すのは難しくなっています。
それでも現実の世界では病により志半ばで球界を去った選手でも、ゲームの世界で納得のいくまでプレイさせてあげるのも一興。年齢が若くないので基礎能力の底上げは難しいですが、特殊能力をつけてあげてせめてフィクションでは長い活躍をさせてあげたい。