<注意事項>
・能力差異の表示は「2017年開幕版」と言うべきver1.07から1.11への基本能力(投手→球速・コントロール・スタミナ・変化球、野手→弾道・ミート・パワー・走力・肩力・守備力・捕球)に限ります。
・文中の「青特」は選手に有利な効果をもたらす特殊能力、「赤特」は選手に不利な効果をもたらす特殊能力のことを指します。
#28 D.ブキャナン
一軍成績:25登板 6勝13敗0S0H 159.2投球回112奪三振 防御率3.66
二軍成績:1登板 0勝1敗0S 5.1投球回2奪三振 防御率11.81
能力差異:球速+5、コントロール+10、スタミナ+6
カットボール+2、ドロップカーブ+1
来日1年目の今季はシーズンを通して先発ローテに定着。前半戦はエース級の活躍を見せて最下位に沈むチームの中で孤軍奮闘した一方、後半戦は調子を崩してしてしまうなど課題も見られたシーズンに。最終的には打線の援護に恵まれず6勝13敗と大きく負け越してしまいながら防御率は3.66にまとめ、来季以降の2年契約をゲットしました。打線の援護さえあれば2桁勝ってもおかしくなかった投手ですし、日本の水に慣れたであろう来季は飛躍に期待。
1.07に比べれば能力は上がっているものの、後半戦に調子を崩したことで赤特が4個もついてしまう苦しい査定に。特に外国人選手は選手同士で特殊能力伝授が出来ない分、コーチでこれらの赤特を消すようにしていかないとオーペナでは厳しいかも。それでも28歳と若く能力自体は伸ばしていけるので、特殊能力次第では引退するまでローテーションを張れる可能性が十分にあります。
#29 小川泰弘
一軍成績:22登板 8勝7敗0S1H 124.0投球回104奪三振 防御率2.83
二軍成績:2登板 1勝0敗0S 2.0投球回2奪三振防御率0.00
能力差異:コントロール+10、スタミナ-2、フォーク-3、チェンジアップ+4
今季も表ローテ格として先発陣の一角を担い安定した投球を披露。ただ内実は一時はケガで登録抹消され、夏場に一度クローザーに抜擢されて登板したものの救援2登板で結果を残せず再び先発ローテに戻り、最終的には2年ぶりに規定投球回に満たず2年連続で2ケタ勝利を逃すなど、成績とは裏腹に不本意なシーズンになってしまいました。
しかし(規定投球回にこだわらない)防御率2点台は、ルーキーイヤーの2013年以来で投手陣ではトップレベルの安定感。来季は2年振りとなる2ケタ勝利がノルマになって来ます。
査定では防御率4.50と落ち込んだ昨季と比較すればかなり改善を見せた感じ。実はこれでもマスクデータ(表には表示されない一部の赤特)として「力配分」と「寸前×」がついているのは結構厄介。ただし「対ピンチC」「ノビB」がついたのは大きなプラス材料で、オーペナではこのノビBで成績を稼げるのではないでしょうか。ただし「早熟」査定は変更がないので、そこに気を配っておく必要はあります。
#32 風張蓮
一軍成績:3登板 0勝0敗0S0H 4.0投球回3奪三振 防御率6.75
二軍成績:51登板 4勝0敗5S 56.1投球回63奪三振 防御率1.76
能力差異:球速+3、コントロール+2、スライダー+1
今季、二軍ではリリーフとして自己最多51試合に登板。投球回数を上回る数の三振を奪い、防御率1.76を記録するなど二軍では活躍した一方、一軍ではわずか3試合、4イニングのみ。防御率も6.75と振るわず、本領を発揮しきれなかったシーズンとなりました。
それでも二軍でのK/BB、WHIPなどの数値は改善されつつあり、制球力がさらに高まれば、球の威力は十分なだけに一軍でのブレイクも見えてくるはず。4年目の来季は勝負の年になります。
査定は、一軍ではあまり結果を残せなかったものの基礎能力は微増。二軍での好成績を買ったのでしょうか? 赤特は1.07で付与されていた「スロースターター」が消えて「乱調」のみになっているので、これさえ消せればある程度は数字が残せるはず。基礎能力を伸ばしつつ、青特をつけられれば一軍の戦力には十分なれます。
#34 R.オーレンドルフ
一軍成績:4登板 0勝1敗0S0H 18.0投球回15奪三振 防御率5.50
二軍成績:11登板 1勝5敗0S 47.0投球回29奪三振 防御率5.94
能力差異:球速-10、コントロール-5、Vスライダー-1、チェンジアップ+1
メジャー通算30勝の実績を期待され、開幕ローテーションの一角に食い込んだものの、一軍ではわずか4試合のみの登板に終わり未勝利。二軍でも1勝5敗、防御率5点台と完全に期待外れに終わってしまい、9月中旬に自由契約となってしまいました。
メジャーでのキャリア後半はリリーフだったのを、来日時に先発を希望。しかしその先発で結果を残せなかったので、こう言ってしまうとアレなんですが低迷の一因を担ってしまった……と。
そんなわけで査定に関しては、球速が10キロも低下するなど(元からあまり高くない能力だったのが)さらに使いづらくなった印象。赤特こそ2個しかないのですが、シーズン開始時点で34歳と成長は見込めないし、また外国人枠が関わってくるので、縛りプレイでもしなければ一軍で投げさせることはあまりなさそう。
#35 菊沢竜佑
一軍成績:2登板 0勝0敗0S0H 3.0投球回3奪三振 防御率6.00
二軍成績:31登板 3勝4敗0S 39.1投球回25奪三振 防御率7.09
能力差異:コントロール--9、スライダー-2
米独立リーグ、軟式野球と異色の経歴を渡り歩き、ドラフト時28歳の高齢で指名されたオールドルーキー。1年目の今季は二軍で31試合に登板したものの防御率7.09と落ち込みましたが、一軍登板も3試合経験。来季は2年目ながら30歳を迎えるため、勝負の1年となります。彼の座右の銘である「Never too late」の体現を、来季こそ成し遂げることが出来るでしょうか。
査定に関して、アマチュア時代の実績どうこうという話でもないのでKONAMIも最初はかなり迷ったんじゃないでしょうか。結果的には1.07に比べて能力が少なからず下がってしまい、新たに「ノビF」がつくなど苦しくなってしまっています。「晩成」がついておらず、「ノビF」を消しても基礎能力を伸ばしきれるかどうかというと厳しくなってくるので、ノリノリになった時に一軍に上げて覚醒待ちがベターかも。
#38 梅野雄吾
一軍成績:2登板 0勝1敗0S0H 8.0投球回8奪三振 防御率6.75
二軍成績:15登板 1勝3敗0S 65.0投球回49奪三振 防御率3.32
能力差異:Vスライダー+1
昨年ドラフト3位で入団し、その際にはリリーフを志望。それでもプロ1年目は一軍、二軍を通して主に先発として起用され、二軍では1勝3敗ながら防御率3.32とまずまず。一軍ではデビュー戦こそ3回5失点を喫しましたが、2戦目では5回2失点(自責点1)の好投を見せるなど、将来を嘱望されるピッチャーです。
梅野は速球に力がある分、あとは制球力を磨ければ数年後には一軍で主戦を張れるはず。ストレートを磨き、変化球と制球の精度を高めて、まず来季は一軍でもある程度結果を残したいところ。
査定は1.07から1.11まで、Vスライダーが微増しただけで特に変更はなし。「回復F」はコーチ、海外留学、またはオーペナ中一軍である程度投げれば消えるので、適性を見ればリリーフエースとして基礎能力を伸ばしつつ特殊能力を付与できれば主戦を張れるはず。それにしても、一軍では2試合とも先発、二軍では15試合中13試合先発しているのに先発適性を付けなかったあたり、KONAMIは梅野の何を見ていたんだろう???
#43 村中恭兵
一軍成績:13登板 0勝0敗0S0H 14.2投球回6奪三振 防御率3.07
二軍成績:36登板 4勝1敗1S 41.0投球回40奪三振 防御率4.39
能力差異:球速-1、コントロール-5、スタミナ-1
スラーブ-1、SFF-1、サークルチェンジ+1
自己最多52試合に登板しリリーフとして活路を見出した昨季から一転、防御率こそ3.07にまとめたものの14試合登板に留まり、一軍での居場所をやや失いかけた今季。二軍でも防御率4.39と落ち込み、決して満足のいくシーズンを過ごせませんでした。
「ドライチ4兄弟」の長男としても、かつて2ケタ勝利2回を記録した実績からしても、来季は奮起、そしてここ数年の不本意だったシーズンを見返すだけの活躍を筆者としては期待したい。
見た目の防御率こそ若干改善させて入るものの、やはり登板数の少なさが響いたか査定は1.07から比べれば微減。しかし村中の場合赤特が4個から2個に減っているのが大きく、ひとまず「四球」さえ消せればある程度活躍は見込んでもいいでしょう。変化量1の変化球が2個あるのが不安要素で、かつ村中が速球派なので変化球を伸ばすのはしんどいかもしれませんが、使いどころさえ誤らなければ戦力としては十分見込めるはず。覚醒させることが出来れば、先発ローテとしても機能してくれるはずです。