東海ちなヤクの巣@パワプロと大相撲番付予想

スポナビブログから引越し。スポナビブログ時代は、プロ野球(東京ヤクルト)を中心に、大相撲の話もちょろっとしてました。はてなブログでは、パワプロと大相撲(番付予想)を中心に展開していきます。

大相撲令和4年九州場所感想・令和5年初場所番付予想

1年納めの九州場所は、カド番大関の正代が6勝9敗で関脇に陥落し、大関復帰を目指した御嶽海も6勝9敗で大関復帰どころか三役からも陥落しそうな成績に終わってしまいました。ここ近年続いていた大関陣の不振に拍車がかかり、後述しますが新年を迎えた初場所は1横綱1大関になってしまいそうな情勢となりました。
そんな中で、優勝争いを平幕の王鵬や関脇豊昇龍が引っ張り、千秋楽では元大関の髙安がトップに立つ展開に。しかし髙安は勝てば優勝のかかる本割で1敗差で追う阿炎に敗れ、貴景勝も含めて28年振りの巴戦に。その巴戦は、髙安が阿炎に敗れ、髙安に勝った阿炎が勢いそのままに貴景勝を下して初優勝を決めました。

個人的な心情としては、シルバーコレクターになっていた髙安に賜杯を抱いてほしいと思っていました。しかし勝負は非常。本割で硬くなったところを阿炎に攻め込まれ、巴戦では変化に屈ししかも首を負傷。髙安贔屓の感想になりますが、勝負はかくも非情なのかと思わされました。
一方で阿炎は、1敗差で追った髙安を本割で下し、巴戦でも勝利。阿炎のインタビューでは「意図した変化ではなかった」ようなことを言っていたと思いますが、何がともあれこれで貴景勝に迷いを生じさせて2戦目では一気に押し切った。これは称賛に値するものだと思います。変化に対しての賛否両論はもちろんあると思いますが、筆者は阿炎が「勝負師に徹した」ことで掴んだ、阿炎の真骨頂が見えた優勝だと思います。
貴景勝については、大関陣がひとまとめに批判にさらされる中で、しっかりと優勝争いに加わり大関としての責務は果たしたように思います。それでもあと一歩及ばなかった、その悔しさを糧にして来場所は優勝争いをリードして欲しいと思います。




番付予想、まずは幕内。

大関について、まず1横綱1大関になるのは確定。大関は2人以上置かなければいけませんが、この場合は照ノ富士が東横綱大関となり、貴景勝が西大関に回るものと思います。
三役については、「1横綱1大関3関脇3小結」が協会審判部のやりそうなことだし筆者も最初はそうしようと思ったんですが、それだと到底平幕上位が組めないので4関脇4小結にしました。関脇は豊昇龍と若隆景の維持組に、小結で勝ち越した霧馬山、そして大関から陥落する正代をあてがいました。小結は髙安、琴ノ若、明生、若元春の順。もしかしたら霧馬山は小結に据え置いて髙安を関脇に引き上げるかも知れませんが、令和3年初場所優勝の大栄翔が西前頭筆頭から西小結2枚目までしか上がらなかった例もあるので、予想は霧馬山が関脇で髙安が小結としました。
平幕上位は、優勝の阿炎は恐らくここまでは上げていいのではないかと予想。御嶽海はここでは少し下げ幅が大きくなってしまいました。
入幕は剣翔、水戸龍、天空海、千代丸。幕内からの陥落者は熱海富士、宝富士、照強と予想します(千代大龍の引退による空き+1)。宝富士は残してもいいと思うんですが、上げる星と下がる星が一致したので、覚悟は必要かもしれません。



続いて十両

十両は毎度難しいと言っている気がしますが、予想では十両の7勝8敗は据え置きにしました。でないと組めなかった…………。
新十両は湘南乃海、再十両は朝乃山と白鷹山の3枠と予想。3枠であれば湘南乃海と朝乃山、白鷹山で堅いと思います。ただ、朝乃山は幕下を6勝1敗、6勝1敗と優勝できずに通過してしまったので、十両でどうなるか一抹の不安がよぎります。