東海ちなヤクの巣@パワプロと大相撲番付予想

スポナビブログから引越し。スポナビブログ時代は、プロ野球(東京ヤクルト)を中心に、大相撲の話もちょろっとしてました。はてなブログでは、パワプロと大相撲(番付予想)を中心に展開していきます。

大相撲令和6年秋場所感想・令和6年九州場所番付予想

先場所節目の10回目となる優勝を飾った照ノ富士が休場し、琴櫻・豊昇龍の両大関が優勝争いをリードすることを期待された秋場所。しかし豊昇龍は調整に失敗し6日目までに4敗を喫して早々に優勝争いから離脱、琴櫻も中盤以降星を落としてこちらも終盤には脱落。
波乱を予想させた場所を牽引したのは、夏場所で優勝した関脇の大の里でした。初日で熱海富士との際どい一番をモノにすると、その後も白星を積み重ねて優勝戦線を大きくリード。12日目にこちらも優勝経験者である若隆景に敗れて連勝は止まりましたが、13日目に琴櫻を下すと、14日目にはこれまで勝ったことのなかった豊昇龍を一気に土俵の外へ押し出して13勝。14日目に2回目の優勝を決め、千秋楽は敗れたものの13勝2敗の堂々たる成績。敢闘賞・技能賞をダブル受賞し新入幕から5場所連続で三賞を受賞したほか、場所後には大関昇進が示唆されることとなりました。
一方で、先場所カド番で負け越し今場所は関脇として迎えた貴景勝は2連敗のあと休場し、13日目に引退を発表。また立行司の38代木村庄之助も千秋楽に停年を迎えるなど、時代の移り変わりをいつもより感じさせる場所となりました。




番付予想、まずは幕内。

まず大関は、大の里昇進で3人と考えます。これに異論はないでしょう。
三役は秋場所が4関脇2小結ですが、九州ではオーソドックスな2関脇2小結に戻すでしょう。西関脇で勝ち越した霧島と東小結で8勝の大栄翔が順当に東西関脇に並び、ここも迷わないところ。小結は西3枚目で11勝の若元春を東小結に置くとして、西は人によって予想が異なるのではないでしょうか。候補は西2枚目で9勝の王鵬、東4枚目で10勝の正代、東7枚目で12勝の若隆景が挙げられますが、筆者は王鵬を西小結と予想します。この辺りはでもこの3人なら誰でも不思議はないですね。
平幕は貴景勝引退で枠が1つ空く分はありますが、その分は負け越し力士の下げ幅が甘くなる程度で、だいたいこんなものだと思います。
入幕は千代翔馬・時疾風・尊富士が再入幕、獅司が新入幕と予想。幕内から下がる星の力士が多いですが十両から上がる星の力士が少ないのと貴景勝引退の枠ひとつが影響して、幕内がにしわ寄せが来るのはこの辺り。そういう理由で、本来なら陥落やむなしの金峰山と北の若(筆者の予想)は残留と予想します。



続いて十両

十両は休場者が多く、また貴景勝引退の1枠も連動するので、ここも下がる力士の幅は甘くなるはず。十両で7勝8敗の力士は基本的に据え置きで予想しましたが、そうでもしないと上がスカスカになるのがその理由になります。
幕下からの昇進は栃大海・千代丸・生田目が再十両、安青錦・若碇・琴手計が新十両と予想。本来なら朝乃山も陥落する星ですが、近年の「幕下5枚目以内優遇」と枠の不均衡を考えると、朝乃山は留めてもそんなに不自然ではないと判断してこう予想しました。ちなみにこの昇進予想6人は5枚目以内で勝ち越した全員で、心情的には例えば西9枚目で5勝の上戸、西13枚目で6勝の宮城、また幕下上位から外れるのでまずないけれども東16枚目で7戦全勝の羽出山あたりを上げたい気持ちはあります。