場所前は豊昇龍・大栄翔・若元春の3関脇全員に大関獲りのチャンスを言及され、史上初の「3人同時大関昇進」成るかと注目された名古屋場所。
序盤に場所を引っ張ったのはベテラン・錦木。錦木は大関昇進を目指した3関脇を破り、2日目には横綱照ノ富士からも金星を挙げて優勝争いを引っ張りました。錦木は最終的に10勝5敗に終わったものの、自身初の三賞を受賞し三役昇進を確実にさせました。中盤からは実力者の北勝富士、終盤には所要4場所目の新入幕で優勝争いに加わった伯桜鵬らが台頭する中、最終的には豊昇龍が関脇の格を見せて初優勝、そして大関昇進を手にしました。
番付予想、まずは幕内。
豊昇龍の大関昇進は、ニュース等でも見る限り恐らく確定だと思います。
三役のうち関脇は、大栄翔と若元春は大関獲りこそ微妙になりましたが、ともに9勝6敗で勝ち越しているのでもちろん関脇を維持。そこに小結の琴ノ若が11勝を挙げたので、慣例通りならこの3人が関脇になると思います。結果2枠空いた小結は、東西の筆頭で勝ちこした錦木と翔猿が順調に上がるはずです。
平幕は、新入幕で2ケタの白星を挙げた豪ノ山、湘南乃海、伯桜鵬はかなり上がるはず。これは平幕上位から中位にかけて勝ち越した力士がほとんどおらず、ジャンプアップさせざるを得ないからです。過去に同じようなことをやったのは南海もあるんですけどね。
入幕は熱海富士、輝の2人と予想。星だけなら玉正鳳と北の若も上がり得るのですが、下がる星の力士がいないので十両据え置きになると思います。
続いて十両。
十両も勝ち越した力士が少ないので、勝ち越せば基本的にはジャンプアップすると思います。
再十両は東幕下筆頭で7戦全勝の時疾風、新十両は高橋・石崎・大の里・向中野で計5人。時疾風は恐らくここ最近の傾向からして「十両の勝ち越し力士より下に置く」と思うので西11枚目にしていますが、本来ならもっと上げていいと思います。
