東海ちなヤクの巣@パワプロと大相撲番付予想

スポナビブログから引越し。スポナビブログ時代は、プロ野球(東京ヤクルト)を中心に、大相撲の話もちょろっとしてました。はてなブログでは、パワプロと大相撲(番付予想)を中心に展開していきます。

パワプロ能力査定の思考回路【特殊能力編】

nomurayuhki.hatenablog.jp

前回(上記)の続きです。前回は「投手と野手を分ける」と書きましたが、参考資料を用いる都合上「長くなるのは仕方ないのでひとまとめに」と言う結論に至ったので、長いですが特殊能力を十把一絡げに記述します。
なお今回は特殊能力の効果、サクセス中で付けられない特殊能力、金特殊能力の言及は行いません。金特殊能力については実在選手に例がないわけではないものの実績がないとつかないので、下位の青特殊能力への説明で事足りると思います。どうしても付けたい場合は、対応する特殊能力の考察を読んでいただければ。

前回の焼き直しですが、筆者は実在選手の能力査定をほとんど行わない代わりに、冒頭で記したようにオリジナルチームの選手作成をやっています。なので「オリジナルチーム作成時に意識している箇所」、さらに「実際に野球をプレーしている立場から言えそうなこと」の2点を意識してまとめていければと思います。またあくまで筆者の基準なので、「これは違うわー」と思えば我流の解釈をしていっていいです。

選手データを引用していますが、原則的に最新作の最新バージョン(パワプロ2022のver1.13)を基準にして、パラメータの詳細な説明はここでは省きます。ご了承ください。実在選手の所属は2023年閉幕時です。引用元はこちらです。

www.baseless.org

2024/4/20追記:コメントでご指摘いただきましたが、サイトに抜け漏れがある都合上、一部不正確なデータがあります。折を見て修正・更新はしたいと思いますが、他の趣味との都合上近いうちにまとまった時間を取れるかは不透明です。
投手は414人、野手は二刀流登録の3人*1を含めた409人。一部の「投手・野手共通」は合計を820人として割合等の計算します。野手特殊能力は野手登録のみで割合を出しますが、言及は投手に向けても行います。COM系の特殊能力(いわゆる「緑」)は「デフォルト選手データ集」の「特殊能力習得リスト」に掲載がないので、割合は省きます。

 

 

対ピンチ

A:0人(0%)
B:11人(約0.03%)
C:53人(約12.8%)
E:77人(約18.6%)
F:0人(0%)
G:0人(0%)
指標としては得点圏被打率を使うのがベター。比較するのが全体の被打率か非得点圏被打率かで変わって来ますが、そこは好みなのかなぁ…………?
当然Bまで行くと強いので、付ける時は慎重に。「打たれ強さ」などと組み合わせて防御率を調整するのにランクを上下させる使い方もありだとは思います。実在選手では一時期B以上とF以下がなかったこともあった記憶があるから公式査定としてはそう言う方針で、裏を返せばそれだけ影響力があるのかな、と邪推もしています。

対左打者

A:1人(約0.002%)
B:10人(約0.24%)
C:77人(約18.6%)
E:101人(約24.3%)
F:35人(約0.86%)
G:0人(0%)
指標としては対左打者被打率がベター。当然投手自身の相性なども絡みます。
よく言われるのは「右のサイドスローアンダースローは左打者に弱い」で、これは左打者からしたら右投手のサイドスローアンダースローはリリースポイントが見やすいことに起因します。反対に「左のワンポイント」起用をされる投手は左打者にとってボールが迫って来る・リリースポイントが見辛いなどの点で左打者に強いので、ベターな考え方をすればこれらを取り入れたいところです。逆のパターンもあり得なくはないので、少しずついじることで個性を出せると思います。

打たれ強さ

A:1人(約0.002%)
B:23人(約0.56%)
C:100人(約24.2%)
E:53人(約12.8%)
F:11人(約0.27%)
G:0人(0%)
指標として使えるのはLOB%だと思いますが、個人的には「防御率調整用」の意味合いが強いです。分かりやすい例で言えば「劇場型クローザー」はC以上をもらいやすく、実際にオリックス平野佳寿A査定を受けています。打たれ強さをそのままメンタルの意味で捉えるならここは指標にはそう現れるものでもない部分なので、キャラ付けとして幅を持たせられる能力だとも思います。

ケガしにくさ(投手・野手共通)

A:3人(約0.004%)
B:17人(約0.02%)
C:34人(約0.04%)
E:199人(約24.3%)
F:68人(約0.83%)
G:5人(約0.006%)
これは指標と言うよりは、どれだけ怪我で離脱せず稼働出来たかによると思います。出場試合数と言い切れないのは、プロ野球が大相撲のように「怪我さえしなければ出場機会が必ず生まれる」性質の競技ではないから。
C以上はキャリアを積んでいる選手が多く、特に大きな怪我をしなていない中堅以降の選手はB以上を受けます。2023ver1.13の例外的存在として高卒ルーキーであるオリックス・内藤鵬がC査定を受けていますが、これは正直よく分からない。
反対にE以下はキャリアのどこか、もしくはプロ入り前に少なからず怪我をしていた選手が多い。また故障ではなく何らかの疾患を抱えた場合も、ランクが下がる要因になり得ます。Gとなると数年単位で稼働出来ていないケースになるのでおいそれと付けてもいけませんが、Fは正直1球団70人のうち1人はいてもおかしくないだろうな、とは思います。あとペナントを意識する場合は特に、「回復」との兼ね合いも頭に入れる必要があります。

ノビ

A:4人(約0.01%)
B:37人(約0.09%)
C:118人(約28.5%)
E:68人(約0.83%)
F:0人(0%)
G:2人(約0.005%)
ストレートの強さにダイレクトな影響を与える能力ですが、効果の割にCは結構安売りされているので、実績がない選手でも付けやすいとは思います。Bも実績がなくともストレートは高評価を受けている選手に付くケースがあるので、基礎能力などは抑え気味にしてBを付けることも場合によってはアリでしょう。Aまで行くとさすがにキャリアと数字が欲しい。
E以下は単純にストレート被打率が高い場合もあれば、軟投派で変化球を投げさせたい(=ストレートを投げさせたくない)意図を持った査定の時に付ける場合があります。FGはもう棒球と言っているようなものでデバフも相当だと思うので、よっぽどのことがない限り付けなくてもいいかも。
ちなみにver1.13でGが付いている埼玉西武のJ.ティノコと千葉ロッテのL.ペルドモですが、この2人は実際のシーズン防御率が2点台です。球速が150キロ台後半、変化球がしっかりと強い、他の青特殊能力でカバーしているなどの要因があるので、それを無視して「球速はあるけどストレートが棒球だから…………」で他の補正をかけないとえらいことになると思います。

クイック

A:1人(約0.002%)
B:8人(約0.02%)
C:38人(約0.09%)
E:83人(約20.0%)
F:0人(0%)
G:0人(0%)
クイックは純粋なクイックモーションの速さによるので、指標よりかは実際のプレー動画を見て判断するべきだと思います。となると、結構主観になっちゃうんですよね…………。ランナーが出た時の被打率に関しては、後述する「対ランナー」で調整出来ますし。
ちなみにver1.13において、外国人投手でC以上の査定を受けた投手はいません。外国人投手はクイックが甘いと言う話があるので(少なくとも北中米では日本ほどクイックが徹底されていないと思う)、オリジナル選手のキャラメイクではそこを頭に入れてもいいと思います。もちろん、中にはクイックの速い外国人投手もいるでしょうが。

回復(投手・野手共通)

A:5人(約0.006%)
B:37人(約0.05%)
C:94人(約11.5%)
E:294人(約35.9%)
F:78人(約0.10%)
G:0人(0%)
こちらは「ケガしにくさ」とは違い「シーズンが進んでも疲労で成績を落とさないかどうか」のニュアンスを含むので、ケガしにくさがE以下でも回復がC以上の選手が出て来ます。反対のパターンはあまり思いつかないけど…………。
投手の場合、先発ローテーションを高いレベルで回れるならC以上あってもいいし、横浜DeNA・T.バウアーのように中4日も厭わないならAでもいい。救援なら筆者は2年以上35~40試合登板すればC、50試合登板以上でB、65~70試合登板以上でAを査定していますが、そこは他の成績を加味してもいいかも知れません。
野手は二遊間と捕手は甘めに、2~3年フルシーズンでレギュラーとして稼働してある程度の成績を残せているならC、その中で高いレベルにB。怪我とは無縁の選手ならA、と言った感じになるでしょうか。
反対にE以下は衰え・怪我・体力面の不安などで中10日ローテで回っている先発投手や若手、衰えを見せているベテランに付くことが多いはずです。「ケガしにくさ」でも言及したように、故障以外の疾患を抱えている選手に付けるケースがあってもいいでしょう。
ルーキーの場合、アマチュア時代に実績がないか怪我の経験がある選手(特に高卒)はF、全国大会などでの実績があれば高卒でもE、即戦力が見込まれる上位指名の大卒や社会人出身だとDでもいいのかなと言う感じです。
ちなみに、職業として野球をして1日中練習や試合をしているプロと、学業や社業と並行しながら野球をプレーしているアマチュアやそこから間もないルーキーとでは「そりゃ感覚が違うだろう」と思うので、公式査定で若手にFEが付くのを筆者は「納得出来ます」。が、それならそれでペナントでは回復を上げやすくすべき。

調子安定調子極端(投手・野手共通)

単年では月間の防御率や打率など、生涯成績ではシーズンごとの成績を比較して決めます。調子極端は若干デバフっぽい感覚があるので、その場合は基礎能力を少し上げることを筆者はしています。

キレ○

所持:69人(約16.7%)
基本的には変化球を武器にしている投手につきますが、「ノビ」よりは実績が欲しい感じを受けます。変化球の被打率から求めてもいいと思いますし、あえて総変化量は抑えて「キレ○」を付けるのも面白いかも。
筆者の感覚としては、「ノビ」がE以下で「キレ○」が付いていたら一流の軟投派や技巧派。「ノビ」がC以上ならリーグトップクラスのエースや絶対的守護神となります。

ジャイロボール

所持:0人(0%)
だって現実ではあり得ないんだもん。漫画やアニメ、ゲーム(ほぼ「MAJOR」)のキャラになら付けてもいいとは思いますが…………。
実際に野球ボールへジャイロ回転を加えて射出すると、軌道としてはVスライダーのようになるとはどこかで聞いたんですが、それは本当なんでしょうかね?

重い球軽い球

重い球:0人(0%)
軽い球:4人(約0.010%)
重い球」はともかく、「軽い球」が4人しかいないのは調べて初めて知りました。被長打率や被OPSなどを割り出せればとは思いますが、「軽い球」は迷うなら「一発」か「シュート回転」でいいでしょう。
ゴロピッチャー」がなかったころは疑似的にゴロPを再現するために「重い球」を付ける査定をした人もいますが、もうその必要もないかなと。漫画・アニメ・ゲームのキャラクターに付けるには今でも有効だとは思います。

逃げ球一発

逃げ球:70人(約16.9%)
一発:57人(約13.8%)
基本的には被本塁打率を見て低ければ「逃げ球」、高ければ「一発」を付けるものですが、パワプロのコントロールの仕様から考えるにコントロールの低い投手はある程度甘めに判断してもいいと思います。
ゲームシステムとしては「逃げ球」「一発」は投手が失投した時の処理、「ゴロピッチャー」「フライボールピッチャー」「軽い球」は打者がその投球を打った後の処理になる(はずな)ので、被本塁打率に絡むこれらに関してはあまり相関性を考えなくてもいいかなと。

奪三振

所持:119人(約28.7%)
指標としては奪三振率がベター。強力な特殊能力の割に所持人数が多いですが、これは近年の投高打低の他に「発動条件が限られている」こともあると思います。当然実績がある投手には付きますし、実績がなくてもアマチュア時代特に奪三振率が高い数字を示しているのなら付けてもいいでしょうね。ただし奪三振率にまでこだわる場合、総変化量の高い投手へも無条件に付けてしまうとえらいことになります(体験談)。

牽制○

所持:46人(約11.1%)
牽制死に関する指標ってあったっけ? と言う話と、牽制死(投手からすれば成功)のケースがあまりないので、無難なのはプレー動画を見ること。そこまで成績に影響を与える能力でもないと思いますので、割合などを見て適当に付けてもいいと思います。

尻上がり

所持:4人(約0.010%)
指標としては完投数・完封数や投球回別防御率? あたりを見ることになると思いますが、現代野球でシーズンに複数回完投・完封をやらせる采配を首脳陣がほぼしないので、今後は公式査定で付与される投手がいなくなってもおかしくない。2000年代以前の投手に対しては使えると思いますが。

リリース○

所持:108人(約26.1%)
効果を考えれば「どの球種を投げてもフォームが変わらない投手に」なんですが、現代野球で(あからさまに)球種ごとにフォームが変わってしまう投手がいるのか? と言う話はあるので、どちらかと言えば「よりレベルの高い技巧派」だったり「レベルの高いウイニングショットを繰り出せる投手」だったりに付けて「箔を付ける」やり方が合っているのかな、とは思います。正直「そこまで強くない」からこそ、26%も付与されていると言えるので……………。

打球反応○

所持:39人(約0.09%)
これも指標と言うよりは、プレー動画を見て判断すべき。投手の守備力全般と言うより「ピッチャー返しへ対処するための反射神経の高さ」の意味合いが強いので、守備力との相関関係はイメージほど強くないとも思います。

勝ち運負け運

勝ち運:7人(約0.017%)
負け運:16人(約0.04%)
指標としては援護率を使うのがベターだと思いますが、それ以外にも「防御率やイニング数と比して明らかに勝っているor負けているイメージ」の投手に付与するパターンがあります。チームの打線との相談になりますが。
救援投手の場合は投手分業制や先発が長いイニングを投げなくなった影響で6~7勝以上を挙げるケースも増えているので、その時に救援投手へ「勝ち運」が付くケースもあります。反対に「負け運」を救援投手につけても意味はないです。

根性○

所持:0人(0%)
何度かここで述べていますが「現代野球の先発投手は早めに降ろされる」ので、多分今後実在選手に付くことはないでしょうね。黎明期は分からないけど。漫画・アニメ・ゲームのキャラクターへ付けるにはいい個性付けになると思います。

クロスファイヤー

所持:19人(約0.05%)
右投手であれば右打者の外角へ、左投手であれば左打者の外角へ投げ込むことで「クロスファイヤー」と表現されることがあると思います。となれば「内角攻め」とは対になると言えるか…………と思いましたがそもそも両方同時に取得出来るので、純粋にピッチングスタイルを見て決めればいいですね。両方持っている投手はコマンドに優れている、と言う解釈も出来ます。
左腕に多いのは恐らく日本のプロ野球中継におけるカメラの角度の問題だと思うので、右腕に付けても問題ないはずです。

球持ち○

所持:79人(約19.1%)
対戦でより威力を実感出来る特殊能力だと思いますが、サクセスでの経験点もトップクラスに高いので、多分強いです。が、意味合いから考えると「投球フォーム等の関係で球持ちがいいと評価される投手」に付けるのがベターだと思うので、長身で角度のある投球をする投手やリーチの長い投手だったり、逆に低身長ながら目一杯体を使って投げ込んでくる投手(中日・谷元圭介など)など、付けられる投手の幅は多岐に渡ると思います。そして「球持ち○」は成績に左右されにくいと思うので、オリジナルチーム・選手を作る際にはそこを念頭に置いておいてもいいでしょう。

低め○

所持:5人(約0.012%)
性質を考えると、基礎能力のコントロールが高いのは前提だと思います。安売りは出来ないですけど、制球力が非常に高いもしくは低めをしっかり狙える投球が出来る投手に付けると、味が出て来ますね。

緩急○

所持:76人(約18.4%)
これも指標がどうこうよりは、投球スタイルで決める能力か。サクセスで必要な経験点が高い割に実在選手に付与されているので、変化球との組み合わせ次第ではそこそこ軽率に付けてもいいのかも知れません。もちろん最高球速150キロオーバーの投手に付けても強さが分かりやすく表せるのでいいですが、実在選手であれば広島東洋野村祐輔東京ヤクルト石川雅規東北楽天岸孝之福岡ソフトバンク和田毅のようなベテランの技巧派・軟投派に付けると「粋」だと思います。

対強打者○

所持:0人(0%)
実在選手に付いていないのでそこからどうこうを論じることは出来ませんが、漫画・アニメ・ゲームのキャラクターにはもってこいでしょう。
この特殊能力が発動するような相手打者は元から成績を残せて、投手からすれば当然被打率も悪化すると思うので、もし仮に実在選手に付けるのであればそこは頭に入れておくべきかも。

闘志ポーカーフェイス

闘志:0人(0%)
ポーカーフェイス:19人(約0.046%)
闘志は過去作だと千葉ロッテ黒木知宏東北楽天田中将大などに査定されていましたが、昨今は感情を表に出さないプレーヤーが多いので、この先査定される投手がいるかと言われると微妙。そこそこ効果も強いのでね。
ポーカーフェイスは反対に「表情を出さない投手」に付けます。プレースタイルの問題なので、個性付けとしての意味合いが強くなると思います。

投手威圧感

所持:0人(0%)
過去作では阪神藤川球児に査定されていましたが、もうほぼイメージな気もする。性質上救援投手でないと発動しないので、あえて条件を設けるなら「シーズン50登板以上で防御率0点台」くらいか。

球速安定

所持:88人(約21.3%)
ストレートの被打率ではなく投手の平均球速に因るので、平均球速などのデータがあればそれを参考にすればいいでしょう。プロスピでは対になる「球速安定×」だったかがあって、それもパワプロに導入してくれれば…………とはよく思います。

内角攻め

所持:50人(約12.1%)
一部のデータサイトではコースの割合を出しているので、データの揃っている投手であればそれを参考に。そうでなくとも記事などで「強気なピッチング」などと評されていれば、付けてもいいと思います。
筆者個人的には「死球の多い投手」に付けることもままありますが、「内角攻め」を持っている投手のCOM配球が内角偏重になるかと言われると分からないので、おまじない程度の意味しかないですね。

緊急登板○

所持:38人(約0.09%)
ショートリリーフや左のワンポイント、救援の「何でも屋」あたりに付いている能力だと思います。数を見ても分かるように、そこまで安売りするものでもないです。

回またぎ○

所持:36人(約0.09%)
こちらはロングリリーフがメインになります。いわゆるモップアップが主で防御率がいい場合は、付与する方向で考えたいところ。「緊急登板○」と両方取得していれば、「雑に使える」感が出て個人的には応援したくなります。

フライボールピッチャーゴロピッチャー

フライボールピッチャー:28人(約0.07%)
ゴロピッチャー:18人(約0.04%)
セイバーメトリクスでゴロ/フライ比率(GO/AO)があるので、この指標でゴロの比率が多いならゴロピッチャーを、フライの比率が多いならフライボールピッチャーを付ければいいと思います。ただ割合が少ないので、極端な何人かが無難なんでしょうね。
ちなみにこの2つはシステムとしてフライがデバフっぽいので「一発」や「軽い球」と組み合わせると飛翔する投手を作りやすいと思いますが、やり過ぎるとまあアカンことになると思います。

荒れ

所持:30人(約0.07%)
プラスマイナス両方の性質を持つので文字通り制球が荒れている投手への付与を考えられますが、ストレートの評価が低くただ取っ散らかっているだけの投手には付けられないと思います。あとコントロールへのデバフが強いので、マイナス面を意識したほうがいいかも。

所持:0人(0%)
前述の「荒れ」よりはバフの要素が強いですが、実在選手にこれをつけるくらいなら「対ピンチ」を上げればいい気がします。漫画・アニメ・ゲームのキャラクターならともかく。

対ランナー○対ランナー×

対ランナー○:6人(約0.014%)
対ランナー×:30人(約0.07%)
状況別被打率のうち、発動条件からして「一塁または一・三塁にランナーを置いている時の被打率」が基準になります。要は「一塁ランナーが盗塁出来るシチュエーション」がどうかと言う話なので、そのケアが上手ければ○だろうし、不得手なら×になるんだと思います。クイックのランクと組み合わせれば、それだけでも立派な個性となります。

立ち上がり○スロースターター

立ち上がり○:0人(0%)
スロースターター:44人(約10.6%)
イニング別防御率のうち、発動条件に関わる1・2回で付与するかどうかが決まります。ただどの投手も基本的に立ち上がりはエンジンがかからないものなので、スロースターターに関しては多少甘くてもいいと思います。オリジナル選手であればデバフのひとつ、くらいで。

投打躍動

所持:0人(0%)
実在選手としてはほぼLAD・大谷翔平専用の特殊能力だと思いますが、いわゆる「ジエンゴ」が出来る投手には付けることを考えてもいいでしょうね。本業である投手の成績がおぼつかない投手には付けられないと思いますが。

ナチュラルシュート真っスラ

ナチュラルシュート:28人(約0.07%)
真っスラ:23人(約0.06%)
投球スタイルや球筋の如何に因るので、指標ではなく投球動画や第三者の評価で決めていくことになると思います。ナチュラルシュートの場合Hシュート、真っスラの場合カットボールやHスライダーと競合するのかなと考えたものの、この特殊能力が付く投手は「フォーシームを投げないor投げられない」ケースもままあるはずなので、あまり考えなくてもいいかも知れないです。

要所○

所持:6人(約0.014%)
発動条件が「対ピンチ」より限定的ですが、「ターニングポイントに強い投手」に付けるとピッタリだと思います。「打たれ強さ」と組み合わせて個性を出すのもアリ。

国際大会○国際大会×(投手・野手共通)

国際大会○:5人(約0.006%)
国際大会×:0人(0%)
現在は国際大会の種類や年代別カテゴリが多いのでそれをつぶさに見ていってもいいと思いますが、成績ももちろん印象論で決めてもいいかなと。個人的には巨人・小林誠司に付いているのが好き。

寸前×

所持:17人(約0.041%)
これもイニング別防御率を見て判断すればいいと思いますが、実績のない投手には逆に付けられない感じもします。救援の場合はイニング別防御率だけで掴み切れない部分もあると思いますが、イメージも加味しつつ査定すれば個性が出ます。

四球

所持:146人(約35.3%)
投手に付くマイナス特殊能力では一番ポピュラーでいて、発動条件は限られるものの悪影響がそこそこ強いのが厄介。ただ指標を見て条件を満たしていそうなら「付けないわけにはいかない」ものなので、基礎能力を多少見直す行程も必要だと思います。
その指標は与四球率が基準になりますが、基礎能力のコントロールで述べた通り「与四球率の悪い投手」=「制球力のない投手『とは限らない』」ので、杓子定規に決めてしまうのも良くない。先に「四球」の有無を決めて、そこから被打率などとも相談してコントロールを調整してもいいでしょうね。

短気

所持:0人(0%)
ここは正直キャラ付けの問題だと思います。エピソードがある投手には付けやすいですね。

シュート回転

所持:78人(約18.8%)
効果を考えると「ストレートの質が高くないor不安定」な投手に付けるものだと思います。被本塁打率、被打率などを考えて「軽い球」と迷うならこちらを付けていい。
ナチュラルシュート」「真っスラ」とは共存出来るのがミソで、査定の際には独立して考えたほうがいいですね。「真っスラ」との共存はイメージが湧かないんですが、調べたらver1.13では阪神・村上頌樹と巨人・Y.ロペスが両方持っていました。

配分

所持:18人(約0.04%)
対戦打者を精査してもいいとは思いますが、基本的にはイメージ査定でしょうね。長いイニングを投げるためにある程度力を抜くケースもあると思うので、実績がある程度ある選手に付けると通好みです。
若手に付いていてもそれはそれで好きですけど、中日・森山暁生に(初収録時からとは言え)付いているのはなんか悲しくなってくる。

乱調

所持:25人(約0.06%)
試合のイニングごとに不安定さが際立つ先発投手に付けられますが、筆者個人のニュアンスとして「死球が多めの投手」にも付けることがあります。意味があるのかどうかは分からない…………。
効果を考えれば救援投手に付けてもあまり意味がないと思うんですが、公式査定で先発適性がない投手にも付いているのが何故なのかも分かりません。巨人・高木京介に付けられているのは正直悪ふざけだと思います。

速球中心変化球中心

投球スタイルに準拠するので、データがある選手はデータを見ること。
ただし大体の投手はストレートと変化球「全て」の投球割合が半々になる程度だと思うので、ストレートが占める割合「だけ」を見ても正確な査定にはならないと思います。例えば東京ヤクルト・小川泰弘の2023年に投げたストレートの比率は38.8%ですが、公式査定で「変化球中心」は付いていません。同じく東京ヤクルトの石川雅規はストレート比率32.3%で「変化球中心」が付いているので、精査する場合はもっと精査しつつ、ピッチングスタイルによって塩梅を変えてもいいでしょう。
ちなみに「速球中心」を付ける場合、指標がそうなっているのでなければノビはD以上が無難。E以下だと高確率でバッティングピッチャーになってしまいます。

投球位置左投球位置右

左は三塁側、右は一塁側です。動画を見て判断してもいいですが、公式査定ではあまり付いていないので乱発は避けたほうがいいかも。

テンポ○

これもプレー動画を見る、もしくは第三者の評価を見て決めます。外国人投手に付いているイメージが筆者はありましたが実際調べるとそうでもなかったので、オリジナル選手を作る場合はお好みでいいと思います。

チャンス

A:1人(約0.002%)
B:16人(約0.04%)
C:81人(約19.8%)
E:64人(約15.6%)
F:5人(約0.012%)
G:1人(約0.002%)
指標としては得点圏打率を見ます。オリジナル選手を作る際には得点圏打率までなかなか設定しないと思いますので、その時は打点も加味してもいいと思います。
頭に入れておきたいのは、「チャンス」の発動条件は「一律で得点圏に走者がある時」であると言うこと。ここぞの場面では「サヨナラ男」や「決勝打」など、試合の大勢に影響を与えない場面では「ダメ押し」、ビハインドでは「逆境○」などを付けて、チャンスを差し引きしてもいいでしょうね。
ちなみにGの理屈についてですが、非力な打者に付くことはままあると思います。指標として付けるだけの根拠がある場合は迷うこともないですが。オリジナル選手に対して覚えておいて欲しいのは、もちろん「ここぞの場面で力んでメンタル的に本来の力を発揮出来ない」パターンもありますが(この場合は打者のタイプを問わない)、非力な打者の場合は「得点圏のシチュエーションになると長打の可能性が少ないから外野手が前に詰めて来られやすく、ヒットゾーンが狭まる(野手のいないエリアへ打球を落とすのが難しくなる)」から得点圏打率が出ない、と言う思考実験が出来ます。当然例外はありますが、覚えておいて損はない考え方かなと。

対左投手

A:1人(約0.002%)
B:21人(約0.05%)
C:80人(約19.6%)
E:79人(約19.3%)
F:30人(約0.07%)
G:0人(0%)
これも対左投手打率(もっと言うと左右投手別打率)で決めていいと思います。オリジナル選手の場合は(左右投手別打率を決めていないなら)好きにやってもいいですが、ランクを動かした分のミートへの調整は忘れないでください。
AGに関しては特に、左右投手別打率と同じくらい「左右投手別打席」を見てもいいと思います。打者によっては「そもそも左(右)投手相手に打席に立たせてもらえない」ケースがあるので、打率自体がいいのであれば補正として付けるのもアリです。

キャッチャー

A:0人(0%)
B:1人(約0.002%)
C:10人(約0.02%)
E:31人(約0.08%)
F:9人(約0.02%)
G:5人(約0.01%)
「捕手固有の能力」で全体のパーセンテージとするとこうなりますが、2023年閉幕時の支配下選手で捕手登録されていたのは80人なので、ざっくりと言えばC以上は上位の1割。E以下は下の約56%と言うことになります。
C以上は捕手として実績のある選手に与えられますが、B以上は現役だとよほどリードに定評のある捕手でないと与えられないですね。あとは「基礎能力がそこまで高くない選手を起用する理由付け」とも取れて、ver1.13では阪神・坂本誠志郎が唯一のB持ちですが、坂本の基礎能力が2FEDDDBと本来であれば積極的にスタメン起用される選手ではないことも査定に影響を及ぼしていると思います。
裏を返せばE以下は実績のない捕手と言うことになりますが、ここは売り出し中を含む若手の他に「他ポジションへコンバートする途中の選手」や、「元々捕手以外のポジションが本職で緊急的にしか捕手をやらないような選手」がここに落ち着くことも多いです。特にGは、いわゆる「急造捕手」のポジションだと思います。若手の場合アマチュアや一軍での実績がなければ、特に打撃型はF付けられやすく守備型はEで留められるケースが多い感もあります。これも多分補正の一環。

あとこれは筆者の考えですが、正捕手であったり単年でもチームで一番出場機会を与えられた捕手にE以下を付けるのは避けるべきだと思っています。投手全体の防御率が悪いチームの捕手に対して多くのパワプロブロガーがやる査定だと思いますが、野球の本質として防御率を左右するのは捕手ではないと言うことです(実際に投球を司る投手の責任とする比率が高く見られるべき、とも言う)。
X(Twitter)で筆者はよく「捕手は魔法使いではない」との言い回しを使うんですが、受ける捕手によって投手の能力がリアルで上がるわけでもなく、それこそ捕手のリードの通り投げて抑えられるのであれば苦労はしない。そもそも投手によってはリード通り完璧に投げられるわけではないですからね。ゲーム的な観点で言ってもE以下の査定をされた捕手を使う義理が無くなって(不利になるから)、そうなると「リアリティとは? 現実との乖離があるのでは?」と言う角度からの話にもなって来るのでね。公式でそのノリをやっていた時期もあったはずですが、「公式だからこそやめて欲しかった」と言うのもあります。

盗塁

A:1人(約0.002%)
B:12人(約0.03%)
C:38人(約0.09%)
E:80人(約19.6%)
F:22人(約0.05%)
G:0人(0%)
盗塁成功率を見てランクを決めますが、走力A以上の場合は一段厳しくしていいと思います。盗塁企図数は「積極盗塁」「慎重盗塁」で決めて、成功率をここで調整するのがベターでしょうね。
(特に俊足の)投手にE以下が付いているケースもありますので、ここをしっかり作り込んでいると個人的には好印象です。

走塁

A:12人(約0.03%)
B:51人(約12.4%)
C:118人(約28.9%)
E:11人(約0.03%)
F:1人(約0.002%)
G:0人(0%)
二塁打三塁打や得点の数を勘案する他、実際のプレー動画を見て決めるものだと思います。足の速さと走塁技術(盗塁にも言えるが)は別物なので、鈍足でもC以上が付くケースはよくあります。E以下はその裏返しですが、F以下となるとボーンヘッドが多い選手になるんでしょうね。巨人・L.ブリンソンのように「積極走塁」+「走塁F」の査定を受けていると、そのプレースタイルが想像できて楽しいかも。

送球

A:2人(約0.005%)
B:23人(約0.06%)
C:78人(約19.1%)
E:142人(約34.7%)
F:19人(約0.05%)
G:0人(0%)
守備指標でもある程度測れるでしょうが、プレー動画や第三者からの評価に委ねられる部分も多いと思います。捕手の場合は盗塁阻止率が重要な資料になるはず。「走塁」と同じ考え方ですが、スローイングについては地肩の強さを基礎能力の肩力で、正確性を「送球」で調整します。若手に関しては一律でE以下を付けられやすい能力ですが、多分にマイナス補正はかけても考え方は上述のまま変わらないはず。肩の弱い選手のF、またはGまで行ったら送球イップスを疑いもしますが…………。
投手にも比較的付きやすい能力ですが投球の制球力と送球の正確性は別物なので、「コントロールの悪い投手へは自動的にランクを下げる」のはちょっと考えたほうがいいと思います。具体的に言えば、
投球:距離は一定・予備動作(助走など)は限られる
送球:距離は不定・予備動作は時間的制約もあるが自由に取れる
この2点が正反対なので、得手不得手が分かれる場合があります。もちろんどちらも不得手な投手もいますし、送球イップスの一種で「緩いボールが投げられない」ケースもあります。オリジナル選手の場合はそこまで設定を作らないことも多いでしょうが、実在選手の査定では考えたいところです。

アベレージヒッター

所持:1人(約0.002%)
ただ打率3割を打つだけでなく、単年なら突出した高打率(.350以上なら文句ないと思います)、通算では複数シーズンに渡っての安定性や打撃技術が求められる能力です。打低傾向の近年ではレア中のレアになると思います。

パワーヒッター

所持:2人(約0.005%)
こちらは単年を見る比率が高くなりますが、求められるハードルは高いです。個人的には35本塁打以上で考え始め、40本塁打を上回ると基本的に付ける感覚。この能力が付く選手は大抵元のパワーが高いので、他の特殊能力との兼ね合いで外すこともままあります。

広角打法プルヒッター

広角打法:22人(約0.05%)
プルヒッター:31人(約0.08%)
方向別本塁打数がベターだとは思いますが、たまに本塁打数の少ない選手にも付いているので(横浜DeNA京田陽太、中日・大島洋平の「プルヒッター」など)、本質的にはプレー動画も見て判断するものでしょう。「広角打法」はある程度以上の実績がないと付かないイメージ(ver1.13での例外的な要素は埼玉西武・蛭間拓哉)。

流し打ち

所持:57人(約13.9%)
特性的には打撃技術にその傾向があって、ある程度の実績がある打者に付くことが多いです。打球方向別の数字を見てもいいですね。
個人的に千葉ロッテ・松川虎生へこの査定を受けていて感じたのは、「安打が出ないことはないけど、プロのスピードに負けて流し打ち方向にしか打球が飛ばない打者にも付くのでは?」。この手は付いていてもレアケースでしょうが、ちょっと頭に入れて置いてもいいのかなと思います。

固め打ち

所持:62人(約15.2%)
猛打賞の数が査定の要素になりますが、発動条件が限られるので多少甘めに付けていてもいいと思います。そもそも発動条件である2安打以上を打てるケースがそうそうないので。「調子極端」も併せて付いていると楽しい。

粘り打ち

所持:23人(約0.06%)
三振数(三振率)の少ない打者に付けるのがベターでしょう。「カット打ち」との違いはミートが上がるか上がらないかなので(「粘り打ち」は上がるが「カット打ち」は上がらない)、打率が低い打者にこれが付いていると違和感を覚えるかも知れません。

バント○バント職人

バント○:44人(約10.8%)
バント職人:4人(約0.010%)
基本的には犠打数で決めていいと思いますが、数だけだと近年バントを多用しなくなった中で「付け忘れる」ケースが出て来ると思うので、成功率も見られるなら見たほうがいいですね。セーフティバントにも関わって来るので、プレー動画を見てもいい。

内野安打○

所持:67人(約16.4%)
内野安打の数や率を見て決めますが、ミートやパワーが上がる能力ではないのでこれも多少甘くてもいいかも。ただ打撃フォームとして「振り切ってその後の走塁が遅れる打者」には、あまり付けられないと思います。

初球○

所持:39人(約0.1%)
ベターなのはカウント別打率でしょう。オリジナル選手作成がメインの筆者は「三振」と対になる、もしくはそこに対する補正として付けることがちょくちょくあります。

チャンスメーカー

所持:7人(約0.017%)
状況別打率がベターですが思ったより少ないので、公式の運用方法としては「基本はミートとチャンスで調整」なのかも知れません。オーペナでは「チャンスメーカー」を持っていると得点圏打率が相対的に低下しやすく、その影響で「チャンス」のランクが下がりやすいらしいので、その点でも査定が辛いのかも。

満塁男

所持:65人(約15.9%)
満塁のシチュエーションでの打率が全てだと思います。発動条件がかなり限られるので甘めなんだと思いますが。
「四球・死球・暴投・捕逸などが特に許されないシチュエーション」が満塁なわけで、それが頭に入っている投手はストライクゾーンへ集めたがる。その中で「甘い球をしっかり捉えて安打に出来るか」が好打者か否かの判断材料だし、パワプロで言えば「満塁男」が付くかどうかの境界線ではないでしょうか。

サヨナラ男

所持:82人(約20.0%)
サヨナラ打が生まれるケースがあまりない(つまり発動条件が非常に限られている)ので、シーズンと言うか下手したら3年前後で1本打っていたら付けてもいいかも知れません。シーズンで複数回記録している打者や、大阪近鉄北川博敏の「代打逆転サヨナラ満塁優勝決定本塁打」のように何らかのサヨナラ打がその選手のイメージや代名詞になっているのなら、マストでしょう。

逆境○

所持:26人(約0.06%)
ビハインドでのシチュエーション打率があるならそれが参考になるでしょうが、そうでなければイメージに頼らざるを得ないかも。あと負けが混んでいるチームだと発動条件が多くなるので、そこの勘案が必要な時もあると思います。

代打○

所持:6人(約0.015%)
付けるかどうかは代打成功率で判断していいと思います。発動条件が比較的緩く効果が強いので、付けるかどうか自体は甘くて問題ないとしても、基礎能力は相応に下げておく必要があります。「代打起用」と言う起用法を一応アレンジチームのほうで設定できるものの、打撃能力が高ければゲームならスタメンで使っても問題ないので、「代打○」が付いている=代打の切り札(として起用させたい)となればそこを覚えるのが(特に)オリジナルチーム作成ではマストです。

ローボールヒッターハイボールヒッターインコースヒッターアウトコースヒッター

ローボールヒッター:12人(約0.03%)
ハイボールヒッター:14人(約0.03%)
インコースヒッター:22人(約0.05%)
アウトコースヒッター:4人(約0.01%)
コース別打率を見て、特に強いと判断した打者に付けるのがベターでしょう。高低はこれらがほぼ唯一無二なのでともかく、左右は「流し打ち」「広角打法」「プルヒッター」を付けるほどではないが…………と言った打者に付けることを考えてもいいでしょうね。筆者はオリジナル選手で特にそうしています。

ヘッドスライディング

所持:36人(約0.09%)
よくヘッドスライディングをする打者に付ければいいでしょう。システムとしては一定以上の走力があると逆効果と聞くこともあるし、実際のプレーとしてもメリットに対してデメリットが大きいなどもありますが、その理屈は無視していい範囲でもあります。だってゲームだし。

いぶし銀

所持:3人(約0.007%)
発動条件がそこそこ限られていて、かつ「ミート打ち」に限られます。名称も考えれば、スラッガータイプにはあまり付けられないですね。まあ合いそうな選手に付ければいいとは思います。

レーザービーム

所持:19人(約0.05%)
効果としてほとんど打撃成績(ひいてはチームの強弱)に影響を及ぼさないので、肩力がB後半以上くらいで低い弾道の送球が出来る外野手にはポンポン付けてもいいでしょう。安売りする性質のものでもないですが。

守備職人

所持:11人(約0.03%)
イメージ査定でもいいでしょうが、プレー動画を見て「付けたい」と思った選手に付けても全然いいと思います。ただ守備の実績と第三者からの評価がともに高いのは前提。

高速チャージ

所持:2人(約0.005%)
イメージの他にプレー動画や第三者の評価がカギになりますが、指標としてはなかなか見つけられないのではないでしょうか。
発動出来るポジションが投手・一塁手三塁手のみで、現代のプロ野球でそのポジションを務める選手のどこまでが「高速チャージ」の査定を受けられるほど俊敏でアグレッシブな守備が出来るか…………と考えると、所持人数の少なさは正直納得できると思います。ちなみにver1.13で査定されているのは巨人・松田宣浩千葉ロッテ・佐藤都志也と投手の北海道日本ハム・吉田輝星の3人のみです。

悪球打ち

所持:18人(約0.04%)
基本的にはプレー動画を見て、「普通は打たないようなコースを打てる打者」へ付与するのがベター。
筆者は「三振が多く四球の少ない打者」、いわゆる「ダボハゼ」に対して付けることをそこそこやりますが、悪球打ち」の本質は「ボールゾーンをもヒットに出来るバットコントロールを持つ」ことだと思うので、そこは今書いていて反省しているポイント。

意外性

所持:16人(約0.04%)
これもイメージ査定の比率が高くなると思いますが、特性上元のパワーが高い打者には意味がなくなるので付けられないでしょう。本塁打数にこだわる必要はないですが、数字にこだわると付けられないモノかも知れません。

対エース○

所持:0人(0%)
対強打者○」と理屈は同じです。どちらかと言えばフィクション向け。

威圧感

所持:1人(約0.002%)
打者として圧倒的な存在感を残している選手にイメージで。プロスピにこの下位互換であろう「存在感」がある(あったはずな)ので、それを付けたいと思う選手はいくらかいます。

ダメ押し

所持:6人(約0.015%)
シチュエーション別打率かイメージのどちらかか。ただ「ダメ押し」が発動するような条件では相手チームの出す投手の格も落ちるので、そこは差し引いて見るべきでしょう。

対変化球○対ストレート○

対変化球○:7人(約0.017%)
対ストレート○:13人(約0.03%)
ストレートと変化球それぞれの打率を見て、(割合的に)飛び抜けて高い選手にどちらかを付ければいいと思います。ミソなのは「対変化球×」「対ストレート×」ではないところなので、例えば変化球が苦手な打者がいれば「対ストレート○」を付けて基礎のミートを下げておく、と言った査定をすれば味が出ます。

かく乱

所持:11人(約0.027%)
走塁技術の高さだけでなく「投手に多大なプレッシャーを与えられるランナー」である評価が必要なので、自然と付く選手も限られます。俊足の選手に付けるのがベターでしょうが、個人的には巨人・元木大介のような「鈍足でも走塁意識が高く抜け目のない選手」にも付けたいですね。

プレッシャーラン

所持:2人(約0.005%)
そう言うイメージの選手に付ければいいと思います。ただラフプレーに近いので、そこは留意が必要か。

ホーム死守ホーム突入

ホーム死守:13人(約0.03%)
ホーム突入:20人(約0.05%)
この2つは同時取得が出来ますが、言いたいことが共通しているのでまとめます。
ホーム死守」はその特性上捕手のみですが、これはかつての「ブロック○」の代替。「ホーム突入」は「体当たり」の代替で、NPBでは2016年に導入されたコリジョンルールへの対応で名称と効果が変更された経緯があります。
現代野球ではその名の通りで、コリジョンルール周りのプレーが上手い選手に付与すればいいと思いますが、コリジョンルール導入前の実在選手についてはそれぞれ考え方が違って、「ホーム死守」「ブロック○」はまあ同じテンションでいいと思います。しかし「ホーム突入」は捕手を避ける走塁技術*2、「体当たり」はその名の通り捕手へタックルを仕掛けてボールをこぼれさせるプレーなので、字面だけなら「体当たり」が付く過去の選手にあまり「ホーム突入」は付けたくないです。付けざるを得ないこともままあるんでしょうけど。

カット打ち

所持:24人(約0.06%)
その名の通りのカット打ちで球数を稼げる打者につけますが、能力としてはミートが上がるものではないので(「粘り打ち」を参照)、そこを勘案する必要はあります。三振しない打者に付けるのがベターではありますが、打率を上げる可能性を高めるものではないです。

ラインドライブ

所持:7人(約0.017%)
本塁打が少なめで二塁打三塁打の多い打者に付けるのがベターではないでしょうか。「パワーヒッター」とは同時取得が出来ないので、パワーや弾道と相談しながら付けたいと思った選手に付ければいいと思います。

決勝打

所持:31人(約0.08%)
発動条件は「サヨナラ男」より緩いですが効果としてはミート+5だけと正直弱いので、イメージがあるなら多少甘めに付けていいと思います。なんでこんなに弱いのかは分からない。

窮地○

所持:0人(0%)
粘り打ち」と違ってストライクが増えるごとに効果が表れますが、そんな成績を持つ実在選手はまあいない。アニメ・漫画・ゲームのキャラクターならともかく。

マルチ弾

所持:21人(約0.05%)
マルチ本塁打の回数はどこかで調べられるはずなので、査定に関してはそれを持ってくればいいと思います。ただそんなに強い能力でもないので、そこまで厳しく選ぶ必要もないでしょう。

リベンジ

所持:0人(0%)
アニメ・漫画・ゲームのキャラクターに対しては付けることでキャラが立つでしょうが、実在選手では調べるのが大変でしょう。多分実在選手についていないのもそう言う理由だと思います。

三振

所持:144人(約35.2%)
三振率(PA/K)が一定以上ある打者に付けるのがベター。打低傾向との兼ね合いについては、投手のレベルアップに打者のそれが追い付いていないと言う事情があるので、今後付与される打者は増えていくと思います。中には三振を恐れず常にフルスイングするスラッガーもいれば、三振もするけど安定した打率を残せるタイプの打者もいるので、そこは「積極打法」「慎重打法」との兼ね合いもありますが、これが付いていたからと言って全くダメと言うことでもないと思います(当然オーペナではデバフが強いけど)。

併殺

所持:72人(約17.6%)
併殺の数、もしくは打席数との割合で決めるのがベターでしょう。「併殺が多い打者」のタイプはいくらかあって複合的な要素も絡みますが、「打球速度が速い」、「鈍足」、「打撃技術(コンタクト能力)が高い」打者は付く可能性が高くなります。
打球速度が速いタイプはこれは俊足の打者でも可能性があって、打球速度が速い分野手が捕球できた場合アウトに出来る時間の猶予が長くなってしまうことに起因します。「鈍足」は言わずもがなですが、「打撃技術が高い」に関しても「三振(=1アウト)で済んでいたボールも当てられてしまい、結果内野ゴロ併殺(=2アウト)になってしまう」ことで併殺が嵩む要因になり得ます。横浜DeNA・宮﨑敏郎はこの3要素を兼ね備えた現役選手の典型例でしょう。

ムード○ムード×

ムード○:0人(0%)
ムード×:0人(0%)
バフ・デバフが強くオーペナではバランスが崩れやすいこと、あと「ムード×」は単純に付与すると実在選手に失礼なので、付けないことを推奨します。漫画・アニメ・ゲームのキャラクターならともかくね。

エラー

所持:55人(約13.4%)
基本的には失策数や守備率を見ますが、発動条件が「得点圏に走者がいる時」と限られているので、多分に印象論が絡むと思います。捕球との兼ね合いもあるので、例えば捕球がある程度高いのに「エラー」が付いている選手は「プレッシャーに弱いんだな」と思うことが出来ます。

人気者

実在選手ではマスクデータとなっています。オリジナル選手「のみ」でオーペナを始めると年俸がとんでもないことになるので、その補正としてある程度「人気者」を付けておくのはアリだと思います。

強振多用ミート多用

長打狙いなら前者を、コンタクト重視なら後者を付けるのがベター。ただ「強振多用」はその特性上若干打率を落とす方向に作用すると思うので、そこは留意したいところ。

積極打法慎重打法

効果も査定基準もその名の通りではある。「慎重打法」も若干打率を落とす方向に作用される感があるので、その留意は忘れないように。

積極盗塁慎重盗塁

「盗塁」の項で先述しましたがこちらは盗塁企図数を左右するものなので、そこに注意。

積極走塁

走塁意識の高さ、次の塁を狙おうとする意欲のある選手に。二塁打三塁打・得点を見てもいいと思います。

積極守備

守備範囲を疑似的に広げる能力なので、その意識の高い選手に。

チームプレイ○チームプレイ×

バントをしてくれるかどうかが第一義のようなので、バントをする機会が多い打者は○を、「お前が打って決めろ」と言われるような打者は×を付けるのがベターでしょう。

選球眼

四球が多い、イコールで出塁率(もっと言うとIsoD)が高い打者に。

フル出場

連続フルイニング出場を続けている野手に付けてもいいと思います。ケガしにくさ、回復などとの兼ね合いを考慮する必要があります。



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*1:北海道日本ハムの上原健太・矢澤宏太、中日・根尾昂

*2:コリジョンルールは体当たりを生まないために策定されたルールなのでさもありなん。「ボールをこぼす」は捕球したミットだけで走者にタッグしなければいけないので、遠心力や焦りなどでミットからボールがこぼれることはままあるだろうと思います。