新型コロナウイルスが未だ猛威を振るう中開催された7月場所。
優勝したのは元大関経験者でありながら一時は怪我や病気で序二段まで陥落するという地獄を味わい、そしてそこから這い上がってきた照ノ富士でした。
照ノ富士の不屈の精神に心から敬意を示すとともに、新大関で合格点の成績を残した朝乃山を始め、残念なニュースも複数ありながら無事に7月場所を完遂できたことに、すべての力士や親方、その他大相撲に携わった方々に拍手を送りたいと思います。
では、早速番付予想。
まずは幕内。
まず三役について、小結の大栄翔が11勝を挙げたので、ここは前例に則って関脇に挙げると思います。今場所は三役が全員勝ち越すという珍しい事態になって三役の枠が空くかどうかやきもきしましたが、これですっきり収まりました。
入幕は明成、翔猿、旭大星、豊昇龍と予想。豊昇龍は幕内から陥落する力士との兼ね合いもありますが、スポッとはまりそうなので抜擢したら面白いのでは? と思います。
続いて十両。
こちらは前回よりは苦労していないんですが、当たるかどうかといわれるとなんとも。
新十両に王輝と錦富士、返り十両に北磻磨と千代の国を予想していますが、番付がどうなるかはこれまたわからない。王輝はもう半枚くらい上がっても不思議ではないと思います。
最後に。
筆者は大相撲では三重県勢の力士を特に応援しているのですが、今場所は何といっても千代の国の幕下優勝が嬉しかったです。
何度も怪我に泣かされている千代の国がまた怪我で番付を落として、そこから復活して幕下優勝したかと思えば3場所連続で負け越して……と、ここ1、2年はやきもきする時期が続きましたが、それでも今回また輝くところを見せてくれた。それが嬉しくもあり、自分も頑張ろうと思えたりしました。来場所はおそらく予想番付の通り十両で相撲を取ることになろうかと思いますが、十両でも是非勝ち越しを目指して、怪我せずに頑張って欲しいです。