東海ちなヤクの巣@パワプロと大相撲番付予想

スポナビブログから引越し。スポナビブログ時代は、プロ野球(東京ヤクルト)を中心に、大相撲の話もちょろっとしてました。はてなブログでは、パワプロと大相撲(番付予想)を中心に展開していきます。

「もう君がいなくなった、この世界で。」 【#59 今浪隆博】

ヤクルト 14年ドラ1竹下ら10選手が戦力外に

10月2日、東京ヤクルト戦力外通告を行った選手の中にいた、「今浪隆博」の名前。

ちょうどニュースが流れた時間帯にTwitterを開いていたため、タイムラインは一気にこの話題で持ちきりになっていたのを覚えています。その中でも特に、飯原誉士とともに驚きの声をもって迎えられたのがこの今浪でした。

その後に出た、今浪の引退理由を語るニュース。

【ヤクルト】今浪隆博が現役引退表明「今の僕の体では戦えない」甲状腺機能低下症が完治せず

今季の成績を振り返ってみれば。

一軍では7試合、15打数4安打0本塁打2打点、打率.267。

二軍では29試合、56打数21安打、2本塁打10打点、打率.375。

病気の影響で出場機会数が大きく削られたとしても、本来ならリリースされるような成績ではないと思っています。

病気さえなければ二軍でももっと出られていたかも知れないし、そもそも一軍に常駐していたかも知れない。

形はあくまで「戦力外通告」ですが、実のところは「現役引退」の意味合いもあるんじゃないか、とは筆者の推測。本人も、「『引退します』と言いました。自分としてはこれからもっとうまくなれると思っています。ただ、プロ野球の世界でやっていくにあたって、今の僕の体では戦えない」と語っている通りだと思います。

だからこそ。

これまでも、病気を理由に志半ばで引退を余儀なくされる選手はいました。それらの選手と今浪を比べてもしょうがないのですが、等しく「残念だ」と思う気持ちもあるわけです。

あくまで筆者個人の感想ですが、力不足だったり衰えたり、ケガが続いたりでの戦力外通告や引退は、「致し方なし」と諦めようと思えば諦めきれるだけに、まだ数日で折り合いはつくかなとは思います。

ですが、病気が原因の引退はどうしても現実を受け入れられない。もしくは、気持ちの整理をつけるのに時間を要する。病気さえなければ、という「if」をどうしても考えてしまうのが、その理由だと思います。

だから、「もう君がいなくなったこの世界」から逃避したい、と思うのです。

——タイトルにも使ったこのフレーズは、今浪が東京ヤクルトにトレード移籍した2014年から使用しているSEKAI NO OWARIの「スターライトパレード」という曲です。

この記事を書くにあたって改めてじっくりと歌詞を見返したときに、4年間の今浪の思い出を歌詞と重ね合わせて、ただただ切なく感じてしまって、何とも言えない感情で書き始める羽目になりました。

2015年、チームがリーグ優勝を果たしたときに、後半戦のキーパーソンとして攻守に活躍し貢献を果たしたその姿。

2016年、自己最多94試合に出場し、苦しいチーム事情の中でも奮闘し続けたその姿。

その姿を、もう見られないと思うと、とても悲しいですが。

そう言えば今年のクルーユニフォーム、筆者は当初坂口智隆のワッペンを入れようと思ってゴールデンウィーク神宮球場のスワローズオフィシャルショップに行ったんです。しかし行った当時は既に坂口のワッペンは売り切れで、「それならば」とまだ在庫のあった今浪のワッペンを買って入れました。

今思えば、今浪にしてよかった。

ゴールデンウィークは対阪神戦で、レギュラー会員用の引き換えチケットの対象外でその日は神宮ではなく知り合いの草野球に行っていて観戦せず、またそもそもそんなに神宮に行ける身ではなく結局今季中は交流戦(京セラドーム大阪での対オリックス3連戦)で着ていったかどうかで、神宮のスタンドではお披露目できませんでした。それが心残りと言えば心残りです。